AO入試とは

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AO入試合格者に共通する 「活動実績」について ”正直に” お伝えします。AO入試合格者に共通する 「活動実績」について ”正直に” お伝えします。

「私の実績は、慶應合格に足りていますか?」 という質問に、AO義塾が正直にお答えします。

AO・推薦入試に興味を持ち始めた方から頂く質問の一つとして、「私の実績は、合格に足りうる実績ですか?」があります。その質問に正直にお答えしていきますが、ひとつだけお断りを入れておきます。どのような実績を持っていたとしても、試験官は人間であり、人間が評価することには不確実性をはらみますから、「この実績だったら合格する」「不合格になる」という絶対的な基準は存在しません。   

あまり受験生の前で口にできなかった 「AO・推薦向き」と「一般入試向き」の存在について

AO入試を薦めるかにあたって、「AO入試にも挑戦した方が良い」という生徒、「一般入試に専念した方が良い」生徒の二種類がいます。①受験回数を増やすため、②不向きだからといって必ずしもAO入試で不合格になると断言できないので「AO入試というチャンスもあるよ」とお勧めすることはしますが、明らかに「活動実績」を見て後者であると分かる受験生に対しては、「一般入試も同時並行で頑張れているか」について、何度もヒアリングさせてもらっています。   
AO入試では「志望理由書」など数多くの出願書類を準備しなければならない点、「チャンスが増えるなら」という軽い気持ちで受験すると、一般入試の対策にかける時間がなくなって、総崩れになってしまう危険性があります。だからこそAO入試も受験すべきか、受験しないべきかに関して、熟考できる材料があれば良いと思っていました。しかし、AO入試の「正直な」現状が反映されている材料は存在しないように思えます。この記事は、AO入試の正直な「活動実績」の実情を基に、自分がAO入試向きか、そうではないかを判断する材料としてご利用頂きたいです。     

1.合格する人は そもそもAO入試のことを考えて活動しない。

本質的な話ですが、合格する人の共通点の一つ目は、そもそも「AO入試のために」実績をつくろうなんて微塵も考えていないということ。また、AO入試のために積み上げた実績なんて、空虚なアピールでしかないということです。合格する人は、勉強であれ部活であれボランティアであれ、自分に価値がある活動を盲信的に継続しています。   
そもそも「その活動が自分に価値がある」と感じているならば、誰に何と言われようとも活動に精力的に打ち込みますし、他の追随を許さないほどに上達するでしょう。そして賞状や新聞記事などで客観的な評価を得ることも容易いはずです。あなたの活動に対する情熱は、出願書類や面接を通して面接官にもヒシヒシと伝わります。    
四月から高校三年生を迎える方は、「これについては私が日本一である」と誇れるほどの情熱を注いできた活動があるか、思い返してみてください。もし一つでもあるのであれば、ひたすら頑張りぬいてください。そうすれば、自ずとあなたにしかない個性と努力経験を発揮できる入試として、AO・推薦入試が生きてくると思います。あなたの活動で培った純粋な問題意識を基に出願書類を揃えれば、書類審査の通過はもう目前です(もしこれに当てはまるなら、以下の記事を読み飛ばしてでも、AO入試の受験をお勧めします)。      

2.「評定」が低い人は、厳しい戦いを強いられがち。

これはあくまで近年の話です。たとえ評定ラインを出願要件に課していなくとも、評定が著しく低い人は、厳しい戦いを強いられる傾向にあります。学校での勉学を疎かにしている人はあまり良い印象を得られません。評定は高いに越したことはないのです。AO・推薦入試で評定が判断基準に入っているのは、高校生としてやるべきことをしているかを判断するためのものと解しています。     
慶應を目指すのであれば、5段階評価の4.0を超えておきたいところです。評定3点台で合格する人がいないというわけではありません(そもそもAO・推薦入試は「総合評価」であり、評定を絶対的な基準として落とされることはないと思います)。ただし評定が著しく低い人は、高い人に比べ、書類審査で落とされるケースが多いことも事実です。また面接に進めたとしても、評定が悪いことをツッコまれ、険悪な雰囲気が漂ってしまうこともあります。    

3.リーダーシップ経験が、受験生の「強み」を育てる。

これも受験生の想像通りだと思いますが、「生徒会長」「部長」「代表」などのリーダーシップ経験を持っている人は、AO入試において強みを発揮します。肩書きがあるから合格するということではありません。リーダーシップを発揮する立場にいる人の方が、AO入試における受験生の強みが磨かれやすいということです。これはどういうことでしょうか。     
AO入試は「世界に星の数ほど大学がある中で、どうして自分はその大学を選び、入学しなければならないのか」を、アドミッション・オフィスにプレゼンしなければなりません。そのことをより深く伝えるには『自分とはどういう人なのか』について考察した上で、「自分は××な経験をしてきて○○な人だから、▲▲大学に入学する必要がある」という明確な理由が求められます。    
リーダーシップ経験は、この『自分とはどういう人なのか』を客観視できる貴重な機会です。人の上に立つ経験は、自ずと自己の人間性や能力について考える機会を提供してくれます。そして長い間自分を素直に見つめてきた人の人間性の豊かさは、出願書類にも面接にも特徴的に現れやすいのです。     

4.実績は「凄さ」ではない。「実績に裏打ちされたユニークな個性」が重要。

「慶應のAO入試に合格するなら、スポーツでインターハイレベルじゃないとダメ!」と言われてきました。芸能人がSFCに合格したときも「芸能人には特別枠があるから、仕方ないよね」とも言われています。しかし、インターハイレベルの選手も、テレビで人気の芸能人も、AO入試で不合格になることは頻繁にあるのです (むしろ、合格例がクローズアップされているだけだと思います)。「凄い実績を持っていたら、合格する」という認識は改めるべきだと思います。    
それよりも大切なのは「実績に裏打ちされたユニークな個性」です。ユニークさというのは、大学に在学している学生にも、他の受験生にはない、あなただけの特徴的なポイントです。「それって、実績が凄い人の方がユニークになるじゃない?」と思われがちですが、必ずしも、実績の凄さのみが差別化する方法ではありません。   
例えば、高校時代にサッカー部に所属していたという人は多くいますが、「自分の友人が家庭の経済的な理由で部活の遠征費を払えなくなり、退部を余儀なくされたことをきっかけに、校内で自主的に募金活動を開始して彼の遠征費を工面した、サッカー部の部長」であれば、全400人いる受験生の中でも1人か2人だけになれるはずです。ユニークになるための方法は沢山あります。自分の実績や経験にユニーク性を加えれば、「インターハイレベル」の実績を持っていなくとも、合格を掴みとる可能性は大いにあるのです(現にそのような人は多くいます)。   

5.「ユニークさ」があるだけの人も、落ちる可能性は大きい

前の段で「ユニークさ」が重要という話をしましたが、ユニークなだけの人も不合格になりやすいです。これは大学の目的を考えれば一目瞭然です。大学とは、社会発展のエンジンとなる学問を探求する「研究機関」であり、同時に社会貢献に繋げる次世代リーダーを育てる「教育機関」でもあります。大学が存在するのは「社会貢献」のためです(その視点が抜け落ちている受験生はけっこう多いです)。ユニークさは申し分ない。でも『大学での学問探求を通して社会貢献を行いたい』という意志が微塵にも感じられない場合、それは大学にとってもその人を採用するメリットはないため、不合格になる可能性が高いです。それを打開するためには、自分のユニークな実績が大学で学問することの探求心を培うきっかけに溢れていて、どれほど社会貢献へのモチベーションに繋がっているのか熟考すべきでしょう。    

6.主観的な自己評価はもちろん、客観的な他者評価を用いることも大切。

ボランティアや起業・社会活動に取り組んでいる学生に多いのですが、出願書類の中で「私は○○のような活動を通して、××の能力を身に付けてきました」のような主観的な自己評価をすることがあります。しかし、こればかりは自分でなんとでも言えたりします。主観的な実績が多いと、試験官も「この受験生は盛り過ぎじゃないか?」と懐疑的になってしまいます。   
「私は国際交流プログラムに参加し、異国の高校生とディスカッションを重ね、英語での対話力を高めることができました!」と元気に主張するAさん。そのお隣りに座るBさんは、控えめに「TOEIC900」「英検準一級」「TOEFLibt 95」という資格を掲げてきたとしましょう。さて、あなたはどちらを入学させたい気分になりますか?    
・・・おそらくBさんの方が、「卓越した語学力を持っている」という印象を受け、大きなインパクトを受けたのではないでしょうか。それはなぜでしょうか。Bさんが「私は語学力が卓越しています!」と示しても、どの程度卓越しているのかは分かりにくいです。でも、資格という客観的な指標を提示することで、英語力の程度がストレートに伝わりやすいのです(ちなみに、もし余裕がある場合は、早めに語学資格を獲得しておくことが大切です。)   
このように客観的な第三者からの評価は大切です。何かのコンテストの賞状や資格はもちろん、自分の活動について特集された新聞記事、ボランティア活動などで頂いた感謝状、関係者からの推薦状なども説得性を高める要素になります。活動に精力的に取り組んできた人は、活動の成果を客観的に証明するものがあるかを探してみてください。     

7.リーダーとして「新しい仕組み」を立ち上げた人

前にリーダーが評価されやすいという話をしましたが、ただ先代を引き継いでリーダーを務めるだけではなく、「新しい仕組み」をつくって実行できる人も評価される傾向にあります。具体的には、部活を自分で立ち上げたり、委員会で新しい試みを始めたり、学外で自分でプロジェクトを立ち上げたり。このような『立ち上げる経験』を高校時代に行った人はなかなか存在しません。    
『立ち上げた』ことのユニークさは評価される傾向にあります。ゼミ活動で先導的な役割を果たし、刺激を与えてくれるという期待感を持てるからです。実際に入学後にAO入試で入学した人に出会うと、高校時代に何かを「立ち上げて」いる人は、今度はゼミ長としてリーダーシップを発揮している人が多くいます。     

8.学問への探求心のままに、高校時代から研究活動を行っていることも評価の対象

SGH(スーパーグローバルハイスクール)やSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認可された高校では、高校時代から卒業論文のような形で、研究活動を推進しています。また『高校生バイオサミット』など、高校生が自身の研究成果を発表する場も多くなっています。このように自分自身であるテーマについて研究し、執筆した論文を出願書類に添付する学生も、慶應・東大の合格者に多く見られます。     
「自主的に研究している学生が合格しやすい」とまとめるのは安直すぎますし、そんな単純に合格判定が下るワケはないと断言します…..。しかし前にも述べたように大学は研究機関です。高校時代から既に自分のテーマを持って研究している学生は、「大学の研究環境を活かせる素養が身についている」と評価されてもおかしくありません。    

本当に合格を掴みたいなら、忘れないでおきたいこと。

上記で「有利になりそうな活動実績」について触れました。だからといって一番忘れないでおいて欲しいことは、それらの活動実績が「AO入試を有利に働かせるため」という理由だけの活動実績であれば、出願書類に書く内容が少し増えるだけで、あまり意味があるものではないということです。    
「書き方次第では、全力で取り組んでいるように盛ることができるじゃないか」と思った方もいるかもしれません。ですが本心で書かれたものか、本心じゃないものかは、素人目でもハッキリと分かります。「AO・推薦入試のため」という考えは捨てて、自分の価値になろう活動に高校時代の情熱を注ぐこと。それが、AO・推薦入試に最も効く対策法に間違いありません。    

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