慶應義塾大学SFC総合政策学部AO入試に桐光学園から合格!志は、多文化言語共生の定着

4期生
井手航輝
出身高校 :桐光学園高校
合格大学 :慶應義塾大学
合格学部 :総合政策学部(2期・A方式)
入試形式 :AO入試

多文化言語共生社会を日本社会に根付かせていきたい

私はオーストラリアで生まれました。父が多国籍企業に勤めている関係で、今まで渡り歩いた国は計5ヵ国、転校の回数は9回に及びます。中学卒業に伴って、日本に帰国し高校3年間を過ごしました。偶然にも私が渡り歩いた国は多民族国家だったんです。いずれの国もそれぞれ問題を抱えていましたが、それでも日本社会が最も多文化共生社会の形成が遅れている、深刻な状況にあるということを実感しました。

なぜそれを思うのか

異国での言語の壁の大きさ、苦しさを身を以て痛感した私だからこそ。

多民族国家での生活を経て日本に帰国した私は、在日外国人の子供が置かれている状況が特に厳しいものだと思いました。現在日本では、在日外国人の子供たちの言語教育支援が不十分という現状に対して、実態把握の調査すら行われていません。私は政府のこのような姿勢に強い疑問に思い、憤りすら感じたんです。それは、私自身が異国での言語の壁の大きさ、苦しさを身を以て痛感したからです。

何をやるのか

在日外国人に非言語を活用した学習環境を提供したい

私は強い問題意識を持つようになってから、政府による一方的な支援というよりも、彼らに寄り添い、彼らが自分自身のアイデンティティに誇りを持って自分らしく生きられるように、一緒に考えていくような学習環境を作りたいという目標ができました。具体的には、オランダ滞在時の経験からヒントを得て考えた、スポーツなどの非言語コミュニケーションを有効活用する学習環境の構築です。オランダ語が全く分からなかった私は、サッカーを通して現地の子供たちと意思疎通をしたことで、オランダ語が段々と上達していくようになったんです。在日外国人の子供たちが言語で苦しみ、閉鎖的になってしまうことを防ぐための取り組みを私自身が行いたいと強く思うようになりました。

どうやってやるのか

スポーツなどの非言語コミュニケーションを有効活用する

6歳でオランダに渡った私の周りに日本人の子供はおらず、サッカーチームの中で常に強い疎外感を覚えていました。しかし言語の意思疎通はできなかったものの、スポーツをするうちに彼ら一人ひとりに受け入れられ、ともにプレーできる楽しさを共有できたんです。その喜びや感動は今でも忘れられないですね。非言語コミュニケーションで意思疎通を始めることで、言語コミュニケーションも促進され、結果的に言語能力を飛躍的に高めることに繋がったんです。こういった学びのスタイルは、学校の机の上での勉強よりも、子供にとって「楽しい」という点で大きな強みがあると思うんです。

そのために大学でこれからやること

多種多様なアイデンティティを持つ仲間と日本語教育について探究したい

多文化共生社会を根付かせていくためには、様々な取り組みやアイデア、そして実践する能力が必要になります。だからこそ私は、多種多様なアイデンティティを持つSFCの仲間とともに、日本語教育をテーマに言語教育について研究していきたいんです。またSFCは創立以来、多文化・他言語共生社会の想像を目指して先駆的な役割を担い続けているSFCに身を置くこと自体にも、価値があると思っています。

AO義塾に一言

私はアオギに入って、自分の夢に誇りを持ち、人前で恥じなく言えるようになりました。日本で高校生活を過ごし、日本では「出る釘は打たれる」という印象を強く受けました。帰国子女という理由で、理不尽な差別に苦しんだこともあります。そうした経験から、自分の夢を人まで言うことは恥ずかしいことだと思っていたんです。でも、アオギでは自分の志や夢に自信を持ち、語り合える環境がありました。この環境で学べたからこそ、私は成長できたと思います。


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