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糖尿病の抜本的治療法をバイオテクノロジから解決したい

4期生

碓井麻理子

  • 出身高校 :都立国際高校
  • 合格大学 :慶應義塾大学
  • 合格学部 :環境情報学部(C方式)
  • 入試形式 :AO入試

糖尿病の抜本的治療法をバイオテクノロジーから解決したい

近年、バイオテクノロジーは急速な発展をとげ、iPS細胞などの万能細胞の研究まで展開されてきています。これらの研究によって、様々な疾患の遺伝子的治療法や医療への可能性が広がってきています。私は将来、この再生医療分野で最先端の道を走る研究者になりたいと考えています。

なぜそれを思うのか

母の糖尿病とバイオサイエンスとの出会い

私の母は約3年前に糖尿病と診断されました。生活改善での治療は意味がなく、血糖値を毎日測定し、薬で調整する生活を強いられるようになったんです。一生、血糖測定や薬の服用と付き合っていかなければならない母を見て、私は何もできない自分の無力さを感じました。と同時に、現在の糖尿病治療のような一時的な対処療法ではなく、本質的な解決策はないかと考えるようになりました。そんな中で出会ったのでがバイオサイエンスだったんです。スーパーバイオサイエンスプログラムに参加し、「受精卵一つから約100年維持できる複雑で素晴らしいシステムをたったの10ヶ月で作り上げてしまう」ということを学び、生命の偉大さに感動しました。そして、母が患っている糖尿病もバイオサイエンスで解決できないかと考えるようになりました。

何をやるのか

バイオテクノロジーを使った抜本的治療方法を確立したい

スーパーバイオサイエンスプログラムでの経験を経て、私はもともと生物分野への興味はありませんでしたが、生物を知れば知るほど自分の体の神秘さや、素晴らしいシステム構造を改めて実感し、感動しました。そして、母が患っている糖尿病もその原因を突き詰め、システムを理解できれば、薬のいらない抜本的な治療を確立できるのではないかと考えるようになったんです。

どうやってやるのか

膵島組織をiPS細胞で作り出す

ということです。そもそも糖尿病とは血糖値を上手くコントロールできていないために発症してしまいます。現在臨床試験が試されているような治療法は、血流の多い膵臓に対して、インスリン産生細胞の注射器を用いるために、大部分は血流によって生着せず効果的な治療法とは言えません。そこで、機能的な組織・臓器を生体外でiPS細胞を用いて作り出し、それを移植することを目指すべきではないかと考えています。

そのために大学でこれからやること

膵島の作成についての研究に没頭したい

私が考えるこのような構想には、多くの課題があります。細胞間コミュニケーション、培養法などの基礎知識はもちろんですが、加えて、iPS細胞の培養法、未だ未解決の因子の発見法など最先端の応用知識も身につける必要があると考えています。SFCでその課題を解決するためにも、 先端生命科学研究会の再生医療チームに所属して、生体由来と同じ機能をもつことができる膵島の作成についての研究に没頭したいです。