MY_VISION

地域に密着した海洋保全活動を日本に定着させたい

4期生

柴田真彩

  • 出身高校 :淑徳高校
  • 合格大学 :慶應義塾大学
  • 合格学部 :法学部法律学科(A・B方式)
  • 入試形式 :FIT入試

国際結婚における離婚などで子供の権利が損なわれないための国際的法体系を探究したい

私は2歳の時に、スリランカ人の父親の度重なるDVにより、両親が離婚しました。日本人である私の母は、当時暮らしていたスリランカから私を日本に連れ帰ったんです。幼かった私は、スリランカ人の父の顔すら覚えていません。しかし、母は常々記憶の中の父に怯えていました。両親の離婚当時、両国ともハーグ条約を締結していなかったんです。つまり、私が父に連れ去られたとしても、国際私法上は違法にならない状態だったんです。現在日本は条約に締結していますが、スリランカが締結していないため、条約の効果はありません。そうした状況を踏まえて、私はまだ開拓されていない国際私法の問題は何なのかということを知りたいです。

なぜそれを思うのか

何の罪もない子供に辛い想いをさせるのは間違っている

仮に私がスリランカに連れ去られた場合、スリランカから法に基づいて連れ戻す術がないという事実は、母に強い不安を覚えさせていたと思います。しかし一方で私は、母の意向により父との面会は絶対に許されなかったばかりか、周囲から父の悪口を聞かされ、自分自身のアイデンティティの一部が否定されるような気持ちになりました。親には離婚する権利があると思いますが、何の罪もない子供にその皺寄せがが向かうのは間違っていると強く思います。

何をやるのか

国際結婚を取り巻く子供の権利保護の見直しが必要

次第にハーグ条約を始めとする国際結婚を取り巻く子供の権利保護は不十分ではないかと問題意識を持つようになりました。ハーグ条約を締結した今でも、国際的に違法な行為とは知らずに、自分の子供を日本へ連れ去ってしまい、FBIに指名手配されている実例があります。せっかく国連が国際私法に基づき、ようやくという文章による国際間の合意を作り、子供の連れ去りについて具体的な秩序付けがされても、市民に認識されず効力を発揮していないのが実情なんです。

どうやってやるのか

不条理な権利侵害が起こり得ない国際的法体系を探究したい

国際私法上の問題だけでなく、私のように家族から精神的な苦痛を受ける子供の権利についても考えていかなければいけないと思っています。子供は自分の置かれている環境に疑問を持ったとしても、助けを求めることは困難です。だから、容易に不完全な国際私法の被害者になってしまうんです。私は当事者として、この問題の複雑さを理解すると同時に、解決への強い使命感を覚えています。ただ、将来どういった立場でこの問題を解決していくかはまだ決めていません。それを決める前に、まずは国際私法の分野において、私自身が抱えてきた疑問を解決していきたいと思っています。

そのために大学でこれからやること

国際私法の体系的な課題への理解を深める

私は将来、弱い立場に置かれている子供が被害を被るような不条理な権利侵害が起こり得ない国際的な法体系を探究したいです。国際結婚をする人が急激に増加している今だからこそ、早急に考えていく必要があります。大学では、国際結婚を扱う北沢教授の研究会でディベートや質疑応答を経て国際私法の体系的な課題への理解を深めていきたいです。そして私が幼い頃から根強く持っていた問題意識を礎として、この問題を考えていきたいと思っています。

AO義塾に一言

AO入試を通して、社会問題に対して能動的に考え、自分の意見を発することができるようになりました。今まで受動的に聞き入れていたニュース一つひとつを丁寧に考え、アオギの仲間と議論しあえるようになりました。また、この著名人が好きだからその人の考えに合わせる、といったようなこともなくなりました。私はアオギで、本気で考え、本気で議論することの楽しさを学んだんです。


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