【現役学部生が教える】神戸大学 国際人間科学部 留学のあれこれ

2017年度より、旧発達科学部と旧国際文化学部の引継ぎながらその名を改めた国際人間科学部。“グローバルイシューへの挑戦”をミッションに掲げています。

留学を卒業の必須条件とする本学部ですが、かかる費用は?どんなプログラムがある?と不安になりますよね。しかし、まだまだ受験生向けに公開されている情報は多くありません。

本記事では、国際人間科学部に1期生として入学し、留学も経験した筆者が、国際人間科学部生の留学事情を詳しく解説します。

国際人間科学部の留学制度“GSP”について

まずは、国際人間科学部生が必ず参加する留学プログラム“GSP”の概要について解説しますね。

そもそもGSPと

GSPとは、神戸大学国際人間科学部が展開する留学プログラム、“グローバル スタディー プログラム”のことです。本プログラムを必ず受講し海外での留学経験を積むことが、本学部での卒業要件になっています。

国際人間科学部には4つの学科がありますが、いずれの学科でもこのプログラムの受講は必須です。筆者も、専門は教育ですが、このプログラムで人生初の留学を経験しました。

選べる3つのコース

留学と一口に言っても、その期間や行き先は幅広く、無論得られる経験も変わってきます。

GSPでは、一人一人の希望や予算にあった留学を実現するため、GSコースという以下の3つのコースを準備しています。

⑴実践型GSコース
⑵研修型GSコース
⑶留学型GSコース

まず『実践型GSコース』ですが、こちらはもっともシンプルなコースです。

国内、つまり普段の大学の授業で学んだ知識を、国外での活動を通じて深めて行くという形式です。

1週間程度〜2ヶ月弱と比較的期間が短いプログラムや、韓国や東南アジアなど近隣の国々が目的地となるプログラムが豊富なため、他のコースと比べると予算を抑えやすくなっています。そのため、経済的な負担を考慮してこちらのコースを選択する人も多くいます。

次に、『研修型GSコース』です。

こちらは、国内でのフィールドワークと海外での活動の両方に参加するという内容充実のコースです。

国内と国外それぞれ様々な行き先や活動内容があり、2種類の活動を自分で選んで組み合わせられるため、好奇心旺盛な方にオススメです。イベントの企画やボランティア活動など、少し変わった経験をしてみたい人は、楽しめるはずです!

それぞれの活動期間は短いので、長期的に海外に行くのは難しいという部活本気勢などが選択することが多いです。

一方で、国内と海外の2つの活動がどう繋がるのかを考えて参加希望理由を提出しなければいけないため、好きなものを選べばOKといえないのが、難しいところです。

国内と国外の活動順序も自分で選択することになるので、計画性が求められます。

また、2つの活動に参加するということは純粋に活動量が多くなるため、交通費や日程調整の面で断念する人も多いのが特徴です。

最後に『留学型GSコース』です。こちらは、がっつり海外留学を経験したい人向けの、長期プログラムが豊富なコースです。

交換留学も選択できるため、海外でしっかり語学力を向上させたい人や、もともと留学がしたくて大学に来た!という人は迷わずこちらを選択している印象です。

また半年〜1年に及ぶプログラムになると、留学先で取得した単位を持ち帰ることができる場合もありますが、そうでない場合は休学して参加することになります。

期間が長くなる分費用面での負担は必然的に大きくなりますが、各種奨学金制度などを駆使しながら参加すると、負担を抑えられることもあります。

以上の特徴を踏まえてコース選択をし、各コースの中で好きなプログラムを選んで参加するのです。各コースの上限人数等は設けられていないため、自分の意に反してコースを振り分けられることはありません。

費用面での負担について

コースの説明を読んでいただき、少し具体的にイメージできてきたでしょうか?
ここからは、もう少しリアルに踏み込み、費用のお話をしていきますね。

留学の不安要素の一つとして必ず関わってくるのが、お金の問題です。

卒業要件でありながら、GSPは基本的に私費留学、つまり原則個人負担となります。

もちろんプログラムによってかかる経費はピンキリですが、もっとも近くて短いプログラムだとしても、少なくとも10万円弱の予算が必要だと考えてください。長期かつアメリカなどの遠方の留学先になると、100万円程度かそれ以上が必要なプログラムもあります。

4年間(院進学をしたい方は6年)の学費+留学の予算が必要となりますので、この点はご家族も交えながら慎重に検討してみると良いと思います。

また、奨学金は種類が豊富で、受給ハードルの高さもそれぞれです。多くの学生がこれらの制度をうまく活用しながら留学を経験していますので、念頭において情報収集しておくことをオススメします!

語学面の不安について

この記事を読んでくださっているみなさんの中にも、英語が苦手だから留学なんてとんでもない…!と思っている方は少なくないのではないでしょうか?

しかし、GSPには豊富なプログラムが揃っているため、一定の語学力が必要となるものと、全く条件なしに参加できるものがあります。また内容も、語学研修だけでなくボランティア活動や観察がメインの活動となっているプログラムも多いため、一人一人の関心に沿ったものに参加することができます。

筆者も、アメリカの小学校で、小学一年生に日本語を教えるプログラムに参加してきました!このように、英語が苦手でも日本語が話せることが強みになるプログラムもありますので、安心してくださいね。

留学に意欲的でない人へ

10年ほど前だと、留学というとほんの一握りの学生だけが参加する特別な経験、というイメージでしたが、昨今では多くの学生が留学を経験していますよね。

受験生のみなさんの周りにも、留学を経験した大学生の先輩は、案外たくさんいるのではないでしょうか?

しかし、全員が留学に行きたい!!という訳ではありませんよね。

実際筆者も、「英語は苦手だし、ずっと日本で暮らしたいから、留学なんて行きたくなーい!」と思っていました。

そもそも、留学は任意参加だと思って入学し、必須参加だと知って絶望したのです…(笑)

みなさんが同じ絶望を味わうことがないよう、留学のメリットとデメリットについて解説しますね。

留学のメリット

留学のメリットはズバリ、『多様な価値観に触れられること』ベタですが、これは本当にその通りです。

実際に海外に行ってみると、ただ日常生活を過ごすだけでもたくさんの発見があります。

例えば、ハンバーガーを注文するだけでも緊張しますし、スーパーの野菜の売り方も日本とは全く違います。あまりにカラフルなケーキに驚くのも、海外だからできる経験です。

語学力向上や文化を知れることももちろん大きなメリットですが、たとえ期間が短かったとしてもたくさんの気づきを得られるのは、海外を舞台にするからこそのメリットと言えるでしょう。

留学のデメリット

デメリットはやはり、経済的な負担と衛生面/精神面での不安が大きいと思います。

どんなプログラムを選んだとしても、留学にかかるお金は安いとは言えません。下宿などで家賃や生活費もかかる…という人にはなおさら大きな負担になると言えます。

またもちろんのことながら海外の衛生状態や食文化は、日本と異なります。人にもよりますが、ストレスを感じやすい環境であることは確かです。

GSPでは、大学内にGSPオフィスという窓口を設けており、出発までの準備のサポートや留学中の悩み相談をしてくれています。そのほか、居場所確認のシステムなど、安全対策にも取り組んでいますので、うまく活用すると良いですよ。

留学を経験して思うこと

最後に、筆者の考えになりますが、結論から言えば「留学してよかった」と心から思っています。もし留学が卒業の必須条件でなかったら、一生経験していなかったであろう、留学。

しかし、行かざるを得ない環境に身を置いたことで、たくさんの出会いと気づきを得ることができました。また、大学の公式なプログラムですので、留学中に受講できない国内の授業についても、GSPオフィスがきっちり調整してくれます。

他にやるべきことに気をとられることなく、留学に集中できるのは、大学生だからこそ。

「留学に行かなければならないこと」がネックとなり、神戸大学国際人間科学部の受験を迷っている受験生がいたら、ぜひ前向きに検討してみてほしいと思います。

本学部の英語対策に関する記事はこちらからご覧いただけますので、よろしければぜひチェックしてみてくださいね!

西脇ひより
この記事を書いたひと 西脇ひより

Nishiwaki Hiyori

神戸大学国際人間科学部の4年生。(学部の1期生として2017年に一般入試で受験)大学生のキャリア支援を行うカフェで店長をしながら、保育やデザインにも興味をもち、保育士資格取得やロゴ制作も経験。2020年7月より、Loohcsのライターインターンとして「文章で伝える」という新たな挑戦をスタートした。

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