こんにちは。AO義塾 面接指導担当シェルパです。11月24日に慶應義塾大学SFC(総合政策・環境情報)のAO入試4月入学Ⅱ期の一次合格発表がされていました。通過されたみなさん、本当におめでとうございます。
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ところで、面接の準備はいかがでしょうか。
今日は、面接で役に立ちそうなことをまとめてみました。
安心もつかの間。次に待ち構えているのはSFCのAO入試の鬼門ともいえる、大学教授との面接です。翌々日の合格発表で『不合格』通知を貰う人も数多く。書類通過人数の半分が不合格になることを考えると、余裕を持てる試験では決してないでしょう。SFCのAO入試を受けるにしても、他大学を受けるにしても、「面接は絶対に落としたくない」。そんな皆さんの力となるために今回はコラムを書いてみました。
面接練習で気を付けたい3つのポイント
●1. 面接練習で礼儀作法を重点的に練習することは必要か?
●2.「質疑応答リスト」をつくると、ドツボにはまる原因にも
●3. いまあなたがすべきこと。志望理由に関連する知識を詰め込むこと。
1.面接練習で礼儀作法を重点的に練習することは必要か?
学校で対策を進めているみなさん。礼の角度やドアのノック回数とか、礼儀について指導を受けている人も多いのではないでしょうか。
しかし、残念ながら「礼儀作法」で差がつくなんてことはほぼありません!!!
もちろん、最低限礼儀を正す必要はありますが、難関大学の場合、礼儀が正しいからアナタ合格!!にはなりえません。もっとも質疑の内容が合否の分かれ目なので、礼儀作法を習得する時間は最小限にとどめ、自分の将来の夢・目標・大学で学びたいことをリサーチする時間に充てましょう。
2.「質疑応答リスト」を作ると、ドツボにはまる原因にも
質疑応答リストを制作している人も多いと思いますが、これには結構注意した方がいいです。理由としては二つ挙げられます。
想定外の質問が来た時にアタフタしてしまう
かつてこういう人がいました。彼は喋ることがとても苦手で、質問リストを500個以上制作(ノート3冊分!)することで面接に対処しようと考えていました。質問リストに書いてある「答え方」は全て暗唱できるようになり、本番前の面接練習では「お前は絶対に合格する!」と言われていました。
さて、面接当日。彼が面接官に最初に投げかけられた質問は、質問リストに書いていない全く想定外の質問。すっかり動揺してしまい、その後の質疑応答も曖昧にしか答えることができませんでした。このようにリストに頼りすぎると、それ以外の質問が来てしまった時の対応力が落ちてしまいます。
「暗唱感」が出てしまうと、逆効果?
質疑応答リストを制作することのメリットは、何が聞かれるのかを想定できるので、自信を持って本番を迎えることができること。デメリットとしては「暗唱感」が出ることです。質疑応答リストを事前につくっておくと、確かにスムーズに答えることができます。
しかし、そのことで面接官も「君の答えは、本当に心の底から発せられたものかい?」と疑念を持ってしまいます。準備された解答か、そのとき本心から出た解答かは、案外簡単に見破ることができます。できれば質疑応答リストを作らずとも、臨機応変にその場で本心を語れるようにしておきたい所です。
3. いまあなたがすべきこと。志望理由に関連する知識を詰め込むこと。
多くのAO入試では面接試験の前に、志望理由書などのエントリーシートを提出しています。そこで、自分の志望理由と関係する分野の周辺知識を詰め込むことをお勧めします。
志望理由書で子供の貧困を題材として取り上げたのならば、そこから発展させて「子供の貧困がエスカレートしたらどのような二次的な問題が起きるか」「自分の市町村でその問題を打開するためにどのようなNPOが活動しているのか」など。対面式の面接練習は、関連知識と関連知識を組み合わせ、即興で自分なりの答えを導く練習をしてみましょう。
関連知識を身につける際には、「それに対して自分はこう思う」メモも制作
関連知識を身につける方法は、インターネットでの検索、書籍、テレビなど数多くの方法があります。あらゆるメディアを見て「ふんふん」と頷くだけでなく、インプットをしながら「自分の能動的な考え」を併せて考えてみることにも取り組みましょう。
Ex:「●●の問題を解決するために、〇〇というNPOが活動している」
→でも、このNPOがやっている方法には△△という新しい課題を生み出していると捉えることはできないだろうか。この問題を深刻化させないためにも、自分は□□すべきだと考える・・・
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