東大を選んだピアニスト -東京大学推薦入試合格物語#5-

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苦労した志望理由書

斎木

志望理由書を書いていくのは、どうでしたか?村松くんみたいに、かなり具体的な問題意識があると書きやすかった?

村松

全然そんなことないですよ(笑) すごく苦労しましたね。小さい頃から、音楽と科学の両方が好きで、ジストニアという具体的に困っている方を知った時に、自分が好きだった2つの分野がうまく融合すればその人のために役立てると思ったんです。頭のなかでは、うまく文章構成できていたつもりなのですが、いざ文章にしてみると、「あれっ? なんかわかりづらい」ってなりました。

斎木

AO入試あるあるだよね。考えてるときは完璧だと思っても、いざ書いてみると全然うまく伝わらないっていう。でもまずはそれを体験するのがすごく大事だよね。「言うは易し」じゃないけど、実際に考えていることを文章にして相手に伝えようとする経験って学校教育のなかだとほとんどないじゃない?現代文や小論文も、自分の考えといってもある程度設問に沿った内容じゃないといけないし。その点、志望理由書は自分の想いを自由に書ける。だけど、言ってる事に論理矛盾がないかとか非常に精度を上げて書かないと、教授に響く文章にはならないよね。

村松

そこはものすごく気を使いましたね。自分がやりたいことと、これまでにやってきた実績を丁寧に紐付けながら文章を書いていました。もしピアノの実績だけが前面に出てしまったら、教授は「なぜ東大を受験しているんだろう?」と思うだろうし、工学的なことだけを書けば、音楽に貢献したいという自分の想いが伝わらないし、そのバランス感は、ずっと推敲して、何とか上手くできたという感じですね。

斎木

村松くんが言ってくれたけど、志望理由書で大切な事は「読み手の立場に立って書くこと」に尽きるんだよね。読み手 = 教授は、なぜこの高校生がうちの大学に入りたいのかを知りたいわけだから、その問いに的確に答える文章がやっぱり選ばれるよね。そこを意識的に考えて文章を書ける人がやっぱり強いなあといろんな受験生を見ていて思いますね。

村松

僕の場合は、音楽×工学という組み合わせだったので、きっと初めて読む人は戸惑うなっていうのは最初から思っていたんです。だから、どんな情報を用意すれば読み手がスッと腑に落ちて納得してもらえるかを想像して書いていました。

斎木

確かにね。東大で宇宙工学をやりたい!っていうと、工学部には航空宇宙工学科もあるしすごくわかりやすい。だけど、村松くんの場合は、既存の学科の枠組みのなかに収まらない領域に関心を持っているから、その分より一層読み手への配慮が大切になってくるね。これだけ、丁寧に書類準備したんだから面接当日はかなり手応えあったんじゃないですか?

村松

いやたくさん準備しても尚、気の抜けない面接でした。でも今振り返れば、それだけ教授が本気で僕のやりたいことに意見をくれる場所だったんだなと思います。次へ ▶ 「5対1の面接」

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