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【用語解説】学校推薦型選抜とは?

学校推薦型選抜は2種類!指定校型推薦と公募推薦の違い

目次(ページ内リンク)

2種類ある学校推薦型選抜について詳しく解説していきます!

生徒の相談に乗る講師

初めまして。上智大学公募推薦入試対策を担当しているルークス志塾の松崎です!

文部科学省の調査では、2020年度私立大学入学者の約56%が推薦入試によると発表されています。つまり、私立大学では合格者の半数以上が推薦入試合格者という時代に突入しているのです。その中でも学校推薦型選抜は、学校長の推薦により出願できる入試制度で「指定校推薦」と「公募推薦」の2つに分かれています。

受験生の皆さんは、

  • 「指定校推薦と公募推薦の違いは?」 
  • 「どんな人が学校推薦型選抜に向いているの?」
  • 「学校推薦型選抜を受けるにはどんな準備が必要なの?」

といった疑問をお持ちだと思います。今回は、受験生が気になる学校推薦型選抜のポイントを、私の受験生活を振り返りながらお伝えし、みなさんが知っておくべき学校推薦型選抜のポイントをご説明します!

指定校推薦とは、大学が信頼する高校の生徒のみが受験できる入試制度

指定校推薦は高校と大学との間にある信頼関係によって設けられた制度です。大学が認定する指定校の枠は以下のような基準で決められます。

  • 高校の前年度の一般入試結果
  • 過去に指定校推薦で受かった生徒の大学での成績

また、信頼関係で成り立っているがゆえに、指定校推薦で合格した場合は、必ず合格した大学に進学する必要があります。

指定校推薦の出願要件は?

指定校推薦は高い評定や英検資格も必要

指定校推薦では、3年間の評定平均が4.5以上と、とても高い評定が求められることが多いです。

同時に英検2級程度以上の外国語資格も求められます。これらに加えて、部活動や委員会活動への貢献度も加味されます。

しかし、同程度の経歴を持つ生徒が複数人いることもあり、選定方法は各高校によって異なります。この際、大学から求められる評定や資格については毎年変わる可能性があるため、進路担当の先生に聞くなど注意が必要です。

また、高校で留学を考えている場合は、現地校での成績が必ずしもそのまま換算できるとは限らないので、事前にチェックしておくべきでしょう。

公募推薦とは、大学からの基準&在学高校からの推薦を得ることで受験できる入試制度

各大学の学科ごとに要求される出願要件と募集要項の条件を満たすこと、さらに所属する高校の校長先生から推薦を得ることができれば、誰でも出願することができる推薦入試です。

しかしながら、同じ大学の学科を複数志望することができない場合が大半です。また、公募推薦は倍率が低くて狙い目と言われていますが、近年の一般入試の定員厳格化に伴って倍率は年々上昇しており、特に他の受験生と差別化を図ることができる志望理由書や面接のしっかりとした対策が必要です。

公募推薦の出願要件は?

公募推薦も高い評定が大事

公募推薦で求められる評定平均は4.0程度となっています。

加えて語学力も必要で、特に英語系や国際系の学科では外国語外部試験の高いスコアが求められる傾向にあります。

大学によっては、「決められた評定と語学検定の基準を超えていれば平等に評価する」としていますが、基本的には評定・語学検定共に高いに越したことはないと考えられます。

また、公募推薦についても高校で留学をした場合は、留学先の成績表の提出が求められますので、帰国までに現地で申請することを推奨します。

指定校制推薦と公募推薦の違いは合格率

推薦入試といえど必ず合格できる訳ではありません。さらに、指定校推薦と公募推薦ではそれぞれ合格率が異なります。

指定校推薦の合格率:ほぼ100%合格します

しかしながら一般入試の難易度が高まったことにより指定校推薦の出願数は急増し、一部不合格者が出ている大学もあります。そのため出願前には、高校の先生と入念な確認を行ってください。

公募推薦の合格率:合格枠に対する志望者数で大きく変動します。

指定校と違い高校ごとの合格枠があるわけではありません。そのため志望者数が増加すると、倍率も必然的に高くなり、100%合格できるとは限りません。

資料を読む生徒

公募推薦では、出願時に在学校へ頼む書類が2つある

※指定校推薦では各高校で内情が異なるため、自分の高校に問い合わせてみてください。

①調査書

各高校が発行する調査書が必要です。事前に学校の先生に、いつの時期までに何通必要かを伝えて、作成をお願いしておきましょう。

②学校長推薦書

公募推薦は学校長の名の下に出願できる入試であり、必須となります。学校長が出願する全ての生徒を細かく把握できているとは考え難いため、事前に記載して欲しい内容を箇条書き等で担任の先生に渡しておくことをオススメします。この際、自己推薦書と重複しない内容を書いてもらうようにしましょう。

自分で用意する書類は徹底した対策が必要

  • 自己推薦書は最重要!

大学によっては志望理由書とも呼ばれます。A4で1〜2枚程度で、大学が受験生について詳しく知るための重要な書類です。いわば大学と自分を繋げる架け橋の様な書類です。

この書類には、学科を志望する経緯、大学での学びを経た将来像、将来像のために高校生活で培った力を一貫性を持って書く必要があります。他の受験生との差別化を最も図れる書類だけに、最重要であるといえます。

  • 課題レポートは分野に特化した内容

題材は志望学科によって異なりますが、A4で2枚~5枚程度の分量が課されます。

受験生がその学科で学ぶ際、適性があるかがチェックされます。従って、各学科の専攻に沿った内容が課されています。

  • 語学試験の証明書も要確認

TOEIC、TOEFL、TEAP、英検といった語学試験の証明書の原本が必要となります。証明書の有効期限を確認することが大切です。

  • 留学先の成績証明書、在学証明書はあれば準備しよう

高校で留学をした生徒は現地校の証明書が必要となる場合があります。帰国間近に申請しても日本のように直ぐに発行されるとは限らないので、なるべく早くから申請することをオススメします。

クラスを回る講師

2次試験の内容は学科試験と面接の場合がほとんどです。

学科毎に異なる試験が課されるケースが多い

2次試験は午前中に学科試験、午後に面接といった形を採る大学が多いです。

各学科でそれぞれの試験が課されます。

社会系の学部では主に小論文。外国語系の学部では日本語訳や、その国の知識を問う問題。経済と理工系では数学の問題。このように多種多様な試験が課されており、これらの出来が合否を左右しています。

※学科試験は公募推薦が中心で、指定校推薦では医学部を除いて多くの場合には学科試験はありません。

公募推薦では、面接の対策が重要です。

おおよその学校で、教授との10分程度の面接があります。

出願時に同封した自己推薦書等の書類と、午前中の試験について主に聞かれます。英語系の学科では、英語面接を実施しているところもあるので、スピーキングの力も欠かせません。

面接が和やかな雰囲気になるかどうかは受験生の準備量にかかっています。

※指定校推薦の場合でも10分程度の面接があります。公募推薦と違い、高校との信頼関係による入試のため、あまり深いことは聞かれず意向の確認で終わることがほとんどです。

学校推薦型選抜はいつから対策すべき?

公募推薦は、高1から継続した高成績が必要

公募推薦といえど、評定平均値は合否可能性に大きく関わります。高校1年の1学期から高校3年まで高成績を取り続けることは必須です。同時に、部活動と委員会の活動実績も大切です。

課題レポートや学科試験で時事問題について問われることが多いため、早い時期から社会に目を向けるべきです。

この時に、

  • 新聞や本を多く読み、知識を吸収する癖を付けると効果的
  • ボランティア活動に参加したり、学生団体を設立する

などして実際に社会に参加した経験も大きな強みとなります。

そして、高校2年の終わり頃から公募推薦を採る大学の情報収集を始めると良いでしょう。自分の評定平均が大体分かってくる高校3年の春頃から出願書類の準備に入ることが理想的です。

指定校推薦は高1からコツコツ

高校1年の1学期中間考査から高校3年まで高得点を取り続ける必要があります。また、部活動や委員会活動にも積極的に参加し、学校生活を盛り上げる主体的な存在であることが大切です。

高校1年の段階から、どんな大学から指定校推薦が来ているかの情報を集めることも欠かせません。その枠の中に自分の志望する大学や学科があれば、その枠を得ることを明確な目標にして勉学に励むことができます。学校の成績に加えて、英検2級以上の取得も目指してください。英検準1級まで取得できればライバルよりも一歩先にいられると思います。

公募制について説明する講師

学校推薦型選抜対策ならルークス志塾へ

以上が学校推薦型選抜についてです。

高校によっては指定校推薦の学校内選考に書類を課す場合もあり、指定校推薦と公募推薦のどちらにも念入りな書類対策が必要です。公募推薦に関しては書類対策だけでなく、当日の試験に向けた対策も大切です。

そこで、ルークス志塾では書類対策から小論文や面接対策まで一連の対策を提供しています。実際に公募推薦で合格した講師から直接ナマの声を聞いたり、豊富な過去の合格者資料も揃っており自由に閲覧することも可能です。

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