総合型選抜を設置している医学部医学科をまとめました！制度をうまく利用して医学部受験のチャンスを増やそう！

「医学部医学科は一般受験で頑張って入るしかない……。」

そんなイメージを持っていらっしゃる方、多いのではないでしょうか。
実は、総合型選抜（AO入試）を設置している医学部もあるんです！

入試のチャンスは多ければ多いほど良いもの。

志望している医学部に入学するためにも、総合型選抜をうまく活用してチャンスを増やしましょう

総合型選抜で医学部医学科の受験ができる私立大学

私立/東海大学

総合型選抜の形式

総合型選抜（希望の星育成）/併願可能
定員：AOⅡ期/15名、AOⅢ期/12名

入試の特徴

• 現役生のみ出願可能
• 評定平均値が「3.8」以上でないと出願が認められない
• 私立大学ではあるが、第二次選考にて「大学入学共通テスト」を受験する必要がある
• 担任の教員や部活顧問の教員に書いてもらう必要のある「人物評価書」を２通以上提出する必要がある

ルークス志塾のワンポイントアドバイス

東海大学の総合型選抜は、私立大学でありながらも「大学入学テスト」を受験し、大学が設定したスコアボーダー以上の点数を獲得する必要があります。

しかし、医学部総合型選抜では珍しい併願可能な試験です。
そのため大学入学テストの対策をすでに実施している方で、医学部に必ず入りたい！という方は挑戦してみることをおすすめします。

出願には「人物評価書」が2通以上必要なので、余裕をもって担任教員や恩師に連絡をしておきましょう。

第一次選考では書類審査の他に小論文やオブザベーション評価（グループワーク）等が課されるため、事前に対策をしておくことが合格へのカギとなります。

【公式サイト】東海大学

https://www.u-tokai.ac.jp/

総合型選抜で医学部医学科の受験ができる国立・公立大学

国立/東北大学

総合型選抜の形式

総合型選抜（AO入試）/専願制
定員：AOⅡ期/15名、AOⅢ期/12名

入試の特徴

• 専願制をとっているため、合格した場合は必ず入学する必要がある
• AOⅡ期は現役生のみ、AOⅢ期は一浪生まで受験可能
• AOⅡ期では「A」以上の評定平均が求められる
  • AOⅢ期では評定平均の指定なし
• AOⅡ期では大学共通テストが免除される（学力を測定するための筆記試験が別に設けられている）

ルークス志塾のワンポイントアドバイス

東北大学の総合型選抜（AO入試）ではⅡ期とⅢ期で選抜方法が異なっていることが特徴です。

特に、Ⅲ期においては浪人生の出願を認めている点が他国立大学との大きな違いとなります。Ⅲ期は大学共通テストを使用するため、一般入試と並行して対策し、挑戦してみる価値は十分にあるといえそうです。

現役生のみが出願できるⅡ期においては、独自の筆記試験や面接・小論文が課されるため、合格を勝ち取るうえでは事前の対策が重要となるでしょう。
東北大学医学部では英語を重視しているため、二次試験の内容も英語が重視されている試験となっています。
英語が得意な人や英語資格で高いスコアを保持している方にはおすすめの入試です。

【公式サイト】東北大学入試センター

https://www.tnc.tohoku.ac.jp/

国立/高知大学

総合型選抜の形式

総合型選抜Ⅰ/専願制
定員：30名以内

入試の特徴

• 専願制をとっているため、合格した場合は必ず入学する必要がある
• 卒業後、高知県内の医療機関で２年間の初期臨床研修を行うことを確約する必要がある
• 評定平均値が「4.3」以上でなければ出願できない
• 一浪生まで出願可能
  • 過去に総合型選抜Ⅰを受験し、二次試験で不合格になった場合は受験できない（一次試験に不合格の場合は受験できる）

ルークス志塾のワンポイントアドバイス

高知大学の医学部総合型選抜は国立大学の中においては比較的定員が多いことが特徴です。

卒業後に２年間の臨床研修の高知県内で行わなければならない等の縛りはありますが、比較的ねらい目の国公立医学部総合型選抜です。

一浪生までであれば受験することができるので、一般入試対策と並行して受験してみてはいかがでしょうか。

【公式サイト】高知大学受験生サイト

https://nyusi.kochi-u.jp/

国立/北海道大学

総合型選抜の形式

フロンティア入試/専願制
定員：５名

入試の特徴

• 大学入学共通テストの受験が必要
• 現役生のみ受験可能
• コンピテンシー評価（高校教職員からの評価）の提出が必須
• 評定平均は「A」以上が求められる

ルークス志塾のワンポイントアドバイス

北海道大学の総合型選抜入試では、地域の指定がありません。（旭川医科大学や弘前大学では「北海道枠」など出身地で優遇される枠があります）

しかし、定員が５名と少なく設定されているので狭き門ではありそうです。

高校教員からの評価である「コンピテンシー評価」が査定対象に入るため、高校生活や教員からの評価に自信のある方にはおすすめの入試です。

【公式サイト】北海道大学

https://www.hokudai.ac.jp/

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※本記事に掲載している内容は2022年1月時点のものです。詳細な情報については必ず大学の公式サイトをご確認ください。

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