【徹底解説】上智大学 経済学部経営学科 公募推薦の対策法を教えます!

上智大学 経済学部経営学科の公募推薦入試のポイントを全て答えます

上智大学 経済学部経営学科を志望している受験生へ

近年、総合型選抜(旧AO)推薦入試を志願する受験生は増加傾向にあり、経済学部経営学科の倍率も以前と比較して高まってきました。

そんな経済学部経営学科ですが、合格するためには、必ず抑えなければならないポイントが存在するのをご存知ですか?

「そもそも経営学科ってどんな学科?」「どんな試験があるの?」「合格するために必要な対策とは?」など、ネットで調べても出てきにくい情報だからこそ、気になる受験生が多いのではないでしょうか。

この記事では実際にルークス志塾の池袋キャンプ長が、総合型選抜(旧AO)推薦入試受験生が抱える質問や悩みにお答えし、面接の全貌をわかりやすくまとめました!

経済学部経営学科の概要

学部及び学科の理念

経済学部は上智大学の建学当初から設立されている歴史ある学部であることから、他学部と比べて縦のネットワークに強みを持っています。

そんな経済学部は
「経済学と経営学に立脚する複眼的視点をもちグローバル社会に貢献できる人に」
を理念としています。

上智大学経済学部は「広い視野と先見性をもちグローバル社会に貢献できる人材」の育成を目標としています。この目標は上智大学の教育理念であるキリスト教ヒューマニズムの精神を基礎としたものです。

現代のグローバル社会は、貧困、不平等、環境、医療をはじめとする様々な地球規模の課題に直面しています。こうした問題の解決に向けてどのような経済活動が必要なのか、そのためにいかなる政策や制度が望ましいのか。経済学や経営学は、こうした疑問に対して多くの有益な知識や考え方を学ぶことができる学問です。

上智大学経済学部では、経済学や経営学の叡智を学ぶことで「すべての人々が豊かさを享受できる社会」を模索し、「他者のために、他者とともに」の精神を忘れずに、そのような社会の実現に向け貢献できる人材の育成を目指しています。

上智大学経済学部公式HPより引用

グローバルに強いイメージの上智大学ですが、その色は経済学部でも存分に出ています。
「経済学・経営学 英語特修プログラム」を新たに開設したことや、2022年には全ての授業を英語で履修出来る制度も導入していく様なので、今後ますます「グローバル社会」を意識した学生を求めていくでしょう。

経済学科との違い

結論から言えば、無理をして違いを見つける必要がない領域だと思います。

結局、経済活動と企業の経営(上智大学経営学科の”経営”は基本的に企業を対象としているゼミが大半)は切っても切り離せない領域ですので、双方の領域を横断的に扱いながら学習が進んでいきます

では、公式HPの理念から違いを探してみましょう。

金融・財政、国際貿易や経済発展、住宅や交通などの都市問題、医療、年金、環境問題といった現代社会が直面する経済課題などを理論的・実証的に分析するための専門科目を学びます。
さまざまな社会・経済現象を経済学的視点から分析し、自ら評価できる能力を身につけることができます。

上智大学経済学部経済学科公式HPより引用

ローカルおよびグローバルな社会との関わりの中で経営活動を理解し、合理的な意思決定を下すことができる人材の育成を目指しています。

上智大学経済学部経営学科公式HPより引用

ここから読み取れる違いとしては、経済学部は広い「経済課題」に対して「分析」をし、「評価」する力を大切にしています。

一方で経営学部は主に企業に主眼を置き、如何に組織を「経営(意思決定や管理)」することが目的達成の上で最適かを学問することを目的としています。

どちらに出願をするか迷った際には、あなたの将来の理想や大学で特に必要な学びを検討した上で、「経済課題」を包括的に考える必要があるのか、「経営」が抱える問題なのかを見極めましょう。

経営学科 公募推薦入試の概要

出願資格と倍率について

経済学部経営学科の出願資格は
1:全体の評定平均が4.0以上
2:外国語検定試験の基準を満たしていること
  ・英検2級A合格
  ・TOEFL iBT 55以上など

求められる英語力は総合グローバル学部と同等と、比較的英語力が大切にされている学部だと言えます。

また経済学科は「数学の評定平均値」が基準として設けられている一方で、経営学科は特段数学を特別評価はしていない様ですので、ご自身の得意分野なども考えながら学科を選んでも良いでしょう。

詳細は募集要項をご覧ください。

また倍率については、2019年度入試が2.9倍と、そこまで高くない点もポイントです。
上智大学は早慶と比較して倍率が低い傾向にありますので、他の大学学部の入試時期や結果、倍率等を考えて戦略的に受験するのもありでしょう。

出願書類について

ここからは募集要項にのっとり、出願書類とその内容について解説をしていきます。

1:自己推薦書

自己推薦書は全ての学部の公募推薦入試で提出が必須の書類となります。また自己推薦書に記述すべきことは

「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの。所定用紙1枚に収めてください。

募集要項より引用

アピールに値するのであれば、何を書いても良いというのが正直なところです。

原稿用紙ではなく、横線が引いてあるのみの書類なので、何文字程度書くか迷いどころですが、平均的には1000~1300文字程度と言われています。

2:課題レポート

各学部毎に課題レポートで提出しなければならないテーマが違いますので、詳細は募集要項をご覧ください。

そして経営学科の場合は、「経営学科を志望する理由」が例年求められています。文字数も1200字程度ですので、問われていることは自己推薦書と近い傾向にあります。

試験について

上智の公募推薦は全員がいわゆる2次試験に進むことができる為、全員がきちんと2次試験対策に取り組む必要があります。

基本的には「学部が指定する筆記」と「面接」で、経営学科の指定する筆記試験はいわゆる小論文となっています。

1:小論文

例年、経営学科の小論文は産業社会についての理解や主張について問う出題を、日英両言語で行っています。

グラフ読み取りや、英語で自身の意見を述べる出題もあることから、過去問の傾向を意識しながら対策を行っていくことが非常に重要と言えます。

2:面接

公募推薦の面接は時間が非常に短いです。短い人は5分程度で、長い人でも15分に満たない程度です。

面接の長さによって合否が決まるわけではないので時間はそこまで気にする必要はありませんが、あなたが大学に伝えたいことを全て伝えることを意識して、面接に望むと良いでしょう。

質問の内容は主に志望理由系自己PR系産業社会についての理解を問う系がメインとなります。

経営学科が評価するポイント

まずは経営学科の教育方針を確認してみましょう。

経営学科では、企業の経営活動に関する高度な専門知識を体系的に学習すると同時に、ローカルおよびグローバルな社会との関わりの中で経営活動を理解し、合理的な意思決定を下すことができる人材の育成を目指しています。

企業や社会を見渡す幅広い視野を養成するために、他学部・他学科の開講科目を積極的に履修することを奨励しています。さらに、充実した語学教育や留学制度、英語による専門教育プログラムなどを通じて、国際的に広い視野を持ち、社会に貢献できる人材育成を行っています。

上智大学経済学部経営学科公式HPより引用

そしてここから読み取れる、経営学科が評価するポイントは以下3点が挙げられるでしょう。

1:ローカルおよびグローバルな視点を理解する

こちらは総合グローバル学部でも言われているポイントですが、社会を理解/分析する上では、ローカル(地域/ミクロ)グローバル(国際/マクロ)の両視点を考えることが重要です。

「個別具体的」な思考が必要な時と「一般的(抽象的)」な視点が必要な時が存在することを意識し、入試に活かしていきましょう。

2:幅広い視野を必要としている

現代の学問のトレンドとも言えますが、個別科学の分野に留まるのではなく、他分野を横断して学習することの重要性を考えてみましょう。

上智大学は1キャンパスの総合大学であることが特徴の一つで、分野横断がしやすい大学です。そうした点もマッチング入試における評価の対象となるでしょう。

3:国際的な視野

これは前でも述べていますが、「グローバルに強い上智」という色は経営学科にも出ています。

経済のグローバル化に伴い、企業経営について考える際には国際社会についても考慮しなくてはなりません。

志望理由書のテーマをグローバルな課題にしなければならない訳ではないですが、自身のテーマ(問題意識)がどう国際社会と繋がりを持っているのかを考察し、上智大学が有するグローバルコンテンツと掛け合わせ、マッチングを主張すると良いでしょう。

それぞれの試験の対策法

1:自己推薦書と課題レポートの書き方

経営学科は他の学科と違い、自己推薦書と課題レポートの内容が類似しています。

他学部では志望理由を満足に書ききれないことがよくありますが、経営学科は他学部と比較してマッチングをより重視していると言えるのではないでしょうか。

十分にある文字数を存分に活かし、あなたが持つ問題意識と共に将来の構想及び大学4年間の学びを網羅的に記述しましょう。

2:小論文

例年、産業社会に関する内容が題材になることから、国際社会問題や情勢についてのインプットを怠らないことが、最も有効な受験対策といえるでしょう。

特に企業の経営活動は、社会科学全般の分野に関わる内容です。深さもさることながら、広く知見を獲得することも非常に重要です。

3:面接

面接は基本的に「志望理由」と「自己PR」を問われる場となりますので、自己推薦書及び課題レポートをどれだけ深掘りして作り込むかが、面接対策の第一歩となります。

また面接の時間が短いことから、ある程度の質問は予想することが可能です。

予め質問リスト等を作成しておき、どう解答するか方針を決めておくと良いでしょう。

しかし、解答を丸暗記することはオススメできません。面接は双方向のコミュニケーションの場であり、プレゼンや口頭試問ではありません。
丸暗記した解答はどうしても双方向感が失われ、ネガティブな印象を与えてしまいがちです。

学校や合格者の少ない塾では本質的な対策が難しいケースも?

上記の様に、私大総合型選抜(旧AO入試)最難関とも呼ばれる上智大学公募推薦は特殊で、対策にはコツを要します。

しかし、高校の先生や合格者の少ない塾では、近年の傾向や評価ポイントの分析が困難で、重要点を抑えた面接対策が難しいことも事実です。

「そもそも経営学科への志望理由が明確じゃない」「自己推薦書と課題レポートをどう使い分けたら良い?」「産業社会への理解ってどう深めたら良い?」など、合格のためにはあなただけのカリキュラムが重要です。

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山下部 幸秀
この記事を書いたひと 山下部 幸秀

Yukihide Yamakabe

Loohcs志塾池袋キャンプ長。慶應義塾大学環境情報学部を休学して校舎を運営する傍ら、インスタグラマーを目指している。東大や早慶上、GMARCHやSFC一般入試など、幅広く教鞭を執った経験を活かし2019年に池袋キャンプを開校、志望校合格率86.9%を達成。

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