【徹底解説】上智大学 神学部 公募推薦 合格のための対策法

こんにちは、ルークス志塾webチームの佐藤です。

今回は、上智大学神学部の公募制推薦入試について紹介していきます!

上智大学神学部は、全国でも数少ない神学を学べる場です。
公募制推薦入試も、他学部とは異なる特殊な形式で行われます。そのため、どのように対策すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?

そこで、このページでは入試の概要や受験のポイントについて解説していきます。

上智大学神学部の特徴は?

神学部を持つキリスト教系の大学は全国各地にありますが、日本では数少ないカトリック系の進学を学べる大学です。カトリックの伝統の中で、キリスト教を本格的に学ぶことができる貴重な環境といえるでしょう。ローマ教皇が来日した際に上智大学を訪れたように、カトリックの大学として由緒ある上智大学ならではの学びも期待できます。

神学部 公募制推薦入試の特徴

ここからは、上智大学神学部を公募制推薦入試の特徴を解説していきます。

出願要件が他学部よりも低い                      

募集要項を見ると、神学部は全体の評定平均が3.5以上という要件を満たしていれば出願できます。この評定平均の要件は他学部よりも低いものです。さらに、他学部に科されている英語要件はありません

このように神学部の公募制推薦入試は、評定平均や英語資格に不安のある受験生にとって、大きなチャンスといえるでしょう。

定員より多くの合格者を出す

神学部の公募制推薦入試は、募集要項には定員が8人と記載されています。
狭き門である印象を受けますが、過去3年のデータを見ると、例年定員より多くの合格者を出していることが分かります。また倍率は毎年1.4倍程度を推移しており、推薦入試の中では低い数字といえるでしょう。このことから、必要な対策をすれば十分に合格の可能性のある入試といえます。

2018年度2019年度2020年度
定員8人8人8人
受験者数17人16人25人
合格者数12人11人18人
倍率1.4倍1.5倍1.4倍

神学への高い関心が問われる

出願要件や倍率が低い一方で、神学部の推薦入試では神学への高い関心が必要とされます。書類選考や筆記試験を通して、神学部を志望した理由キリスト教の基礎的な知識を持っているかどうかが問われます。珍しい学部だからこそ、本当に神学に関心がある学生のみが合格できる入試を行なっているといえるでしょう。

入試の概要とポイント

ここでは、試験内容について課題ごとにまとめました。

神学部では、自己推薦書レポート等特定課題、(任意で「特筆すべき能力・実績」を証明する書類)の提出、筆記試験面接があります。ここでは、それぞれの課題の概要とポイントについて解説していきます。

※上智大学の公募制推薦入試では書類を提出した段階で一次合否の発表はなく、全員が学科試験を受験できるため、計画的に準備する必要があります。

自己推薦書

概要

自己推薦書は、ほぼすべての学科の公募制推薦入試で提出を求められる書類です。所定の用紙1枚に文章を記し、自分を大学にアピールすることが求められます。所定用紙には罫線のみが引いてあるため何文字書くか悩みどころですが1000~1300字程度書くのが適切といえるでしょう。

要項によると、記載内容は、”「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容であるもの” と指示されています。

ポイント

書き方や内容に決まりはありませんが、自己推薦書に求められるのは自己アピールです。過去の経験から培ってきた能力成長のエピソードを引き出し、自分自身の人間性・人柄を伝えることが求められます。

立派なエピソードや入賞歴がなくても全く問題ありません。受験生自身が、直面した問題にどう向き合い、乗り越えてきたかを示すことが重要です。

レポート等特定課題

概要

課題レポートは、神学部を志望した理由を問われる課題です。

“あなたがキリスト教を学びたいと希望するに至った過程、キリスト教からどのようなことを学びたいと思っているかを述べなさい。”

という問いに対し1600文字前後で論述します。

ポイント

レポート課題で重要なのは、神学に関心があることを説得力をもって伝えることです。

大学は、このレポート課題によって受験生が本当に神学に関心を持っているのか見極めるのが狙いです。倍率が低いというだけの理由で神学部を受験した受験生をふるいに掛ける目的もあるでしょう。神学を学ぶ意欲があることを伝えるためには、志望理由に一貫性を持たせることが重要です。

「特筆すべき能力・実績」を証明する書類

概要

「特筆すべき能力・実績」を証明する書類は、公募制推薦入試において神学部のみに提出が許されている書類です。推薦入試においては、任意提出の書類は提出するのが基本と言われています。何が何でも提出する必要はありませんが、自己推薦書やレポート課題でアピールしきれなかった能力や実績がある受験生は、自分の魅力を大学に伝える貴重なチャンスといえるでしょう。

筆記試験

概要

神学部の公募制推薦入試では、2種類の試験が行われます。

①キリスト教外国語(英独仏より選択)の基礎理解を問う(90 分) 

この試験では、与えられた課題文の和訳が求められることが多いです。

②小論文-キリスト教に関する基礎理解を問う(60 分)

この試験では、キリスト教に関する問題が幅広く出題されます。キリスト教と社会の関係性について問われる傾向にあります。

ポイント

神学部の筆記試験を突破するために必要なのは、語学力知識力です。まず、キリスト教外国語の試験では、課題文を適切に読解する外国語力が必須です。英語資格の出願要件がないとはいえ、外国語の対策は計画的に行う必要があります。知識問題については、上智大学の過去問の他、国際基督教大学の一般入試の過去問での演習もお勧めです。

小論文の試験では、キリスト教に関連する論述が求められるため、キリスト教の基本的な知識や考え方を備えていることが最も大切になります。普段から聖書を熟読し、また時事問題に触れて宗教にまつわるニュースなどをチェックしておくと良いでしょう。    

面接

面接試験では、志望理由や自己アピールに関することが聞かれます。また、筆記試験と同様に、キリスト教に関する知識を問われる場合も多いです。あらかじめ質問を予測し、面接練習を重ねて備える必要があるでしょう。

※試験内容は変更になる可能性があるので、受験年度の募集要項をご確認ください。

今日から始められる対策は? 

ここまで公募制推薦入試のポイントについてお話ししてきました。出願要件は高くないものの、志望度の高さが要求されるため、合格に必要な対策をピンポイントで行う必要があるでしょう。そこで、今すぐにでも始められる対策についてお話しします。

自己分析を進めてみる

まず、過去を振り返り自己分析をすることが有効です。自分の過去の経験を分析し、将来のビジョンを想像することで、自分の学びたいことや飛び込んでみたい環境が明らかになってきます。同時に、自分が今まで行ってきた活動や取り組みを整理することで、自分のアピールポイントを見つけることにも繋がるでしょう。

志望理由を深掘りしてみる

自己分析を経て、自分が神学を学びたいきっかけや信念が明らかになったら、志望動機の深掘りが必要です。具体的には、神学部で何を学びたいのか、なぜ他の大学ではなく上智大学の神学部を選んだのかを問い直してみることです。その過程で、聖書や論文、ニュース等に触れ、キリスト教についての知識を深めることも有効でしょう。

1人での対策に限界を感じた時は 

とはいえ、どうやって自己分析を進めたら良いか分からない志望理由をうまく言語化できない筆記試験や面接の練習をしてみたい、など、不安もあるかと思います。

上智大学の公募制推薦入試は受験人数が少ないため、対策講座を見つけにくいのも事実です。

ルークス志塾では、上智大学公募制推薦入試に特化した対策講座をご用意しています。最新の入試分析をもとに、上智公募の合格者を中心とした様々な講師が精一杯サポートさせていただきます。

自分に今何が必要か知りたい方、もっと入試について詳しく知りたい方、ぜひ一度、無料相談会にいらしてください!

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佐藤多美
この記事を書いたひと 佐藤多美

Sato Tami

上智大学法学部地球環境法学科2年。公募制推薦入試で入学。1年生時より上智大学推薦入試指導を中心にLoohcs志塾講師として活動している。受験生が後悔なく受験に臨めるように、自身の導入試受験経験を活かしながらより良いサポートを目指している。

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