慶應FIT入試の「自己PR」で抑えるべき点と評価ポイントを全て答えます

FIT入試の「自己PR」で気になるポイント、全て答えます。
慶應法学部のFIT入試を受験する中で、A方式の人には2次試験で「自己PR」と呼ばれる試験があることをご存知でしょうか。
「自己PRってなに?」「何を話すべきなの?」「どう練習すべき?」など、ネットで調べても出てきにくい情報だからこそ、気になる受験生が多いのではないでしょうか。
この記事では実際にLoohcs志塾の池袋キャンプ長が、FIT入試受験生が抱える質問や悩みにお答えし、自己PRの全貌をわかりやすくまとめました!
自己PRの概要
総合型選抜(旧AO入試)では試験内容の一部として、自己PRが求められることがあります。
そしてFIT入試ではA方式の求められているグループディスカッションの冒頭で、自己紹介に代えて自己PRが課せられています。
そして大体2分ほどで、自分の長所や志望理由を伝えることがゴールとなります。
日常生活で自己PRをする機会はほとんどないからこそ、自己PRに苦手意識を持ってしまう受験生も大勢います。
しかしそれは裏を返せば、あなたが練習を重ねれば周囲の受験生を差をつけられるポイントになります。
尚、2021年入学者の入試から、A方式の2次試験が変更となります。
グループディスカッションが廃止となり、新たに口頭試問を実施する予定です。
これに伴い、自己PRが実施されるのかどうか、現在の段階では不明となっております。また詳細がわかり次第、こちらの記事にて更新致します。
詳細は慶應法学部公式ページのこちらをご覧ください
自己PRの評価ポイント

1:アドミッションポリシーから読み取れる評価ポイント
自己PRで何を話すべきかを決めるにあたって、まず大切なのは「FIT入試がどの様な人材を求めているのか」を理解することです。
なぜなら受験生と大学とのフィットで合否を決める入試ですので、大学側が欲しい人材に近くことが、合格の近道だからです。
それでは公式ページの募集要項から、どの様な人材を求めているか見てみましょう。
FIT 入試は、「第一志望で慶應義塾大学法学部法律学科・政治学科で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という私たち法学部教員との良好な相性(fit)を実現しようとするものとしてスタートした入試
公式ページFIT入試概要より引用
また自己PRはA方式のみで求められていることから、A方式の出願資格を確認することも重要です。
以下がA方式のみで求められる、出願資格です。
A. 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
公式ページFIT入試概要より引用
B. 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
C. ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
D. 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
E. 入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
F. その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
A方式とB方式を比較すると、
A方式:評定平均での縛りがなく、出願資格に外国語力や活動を求めている
B方式:評定平均で縛りがある
上記の様な違いあります。つまりA方式で求めている人材は、「評定平均もさることながら、これまで課内に止まらず課外でも多様な活動に励んできた人材」と言えるのではないでしょうか。
だからこそ自己PRの場面ではまず、A方式の出願資格を意識しながら自身をアピールすることが吉と言えるでしょう。
2:自己PRを実施する目的意識から考えよう
次に、そもそもなぜ自己PRが求められているのか考えてみましょう。
最初に説明した通り、自己紹介に代えて自己PRが求められているので、これからディスカッションをする他の受験生に対して自己紹介をするという目的も兼ねています。
ただ、あくまでグループディスカッションは入試であり、評価するのは同席している教授です。教授に対して自己PRで強力なインパクトを残すことができれば、その後の試験でも良い影響が出るのは、容易に想像できますよね?
他の受験生に対して自己紹介をすることも重要ですが、あなたがどう慶應法学部にフィットするのか、教授宛に伝えることが効果的と言えるでしょう。
そしてフィットをどう伝えるのか。自身の長所を伝えるのと同時に、あなたの志や大学での学習計画を伝えることで、なぜあなたにとって慶應法学部が必要かが伝わるのではないでしょうか。
何を話すか考え、原稿を用意しよう

1:自分の長所を書き出してみよう
自己PR対策の第一歩は、自分の長所を紙に書き出してみることです。
「部活を頑張った」「ボランティアに取り組んだ」「資格を取得した」「国際的な環境で努力した」など、自分が他人にアピールしたい実績や経験を紙に書き出しましょう。
その際には、学校の先生や家族、友人などに、「私のアピールポイントってなんだと思う?」と聞いて見ることも重要です。
自分では気がつかない長所が眠っているかもしれません。
これらを通じて、「自己PRの素材を揃える」という下準備をしましょう。
2:その長所に「自分らしさ」を追加しよう
自分のアピールポイントが出揃ったら、「あなたらしさ」を付け加えて、より魅力的に推敲していきましょう。
例えば「部長を務めていました」という実績は、確かにアピールポイントでがありますが、合格のためには、そこから一歩踏み込む必要があります。
キャプテンを務めた経験の中で、その時感じた苦悩や葛藤、リーダーとしてもたらすことができた結果など、掘り下げて考えていきます。
客観的な実績のみに止まらず、「苦難をどう乗り越えたのか」「そこから何を得たのか」など、あなたの人間性を一緒にアピールすると良いでしょう。
客観的な実績のみで合否が決まるなら、大学は自己PRなど求めません。
3:あなたの志との関連性を持たせよう
自己PRとは、言い換えればショートスピーチの様なものです。そのスピーチの一例として、次の4つの流れに従って考えると、まとまりやすいフォーマットがありますので、是非参考にしてみてください。
1:志
2:そのためにやってきたこと、活動実績
3:大学で学びたいこと
4:自己PRの締め
大切なのは、自分の実績をアピールするだけではなく、それらを自身の志と繋げてアピールすることです。具体的には
1:志
「私には将来、xxという志があります」
2:そのためにやってきたこと、活動実績
「そんな私には、今までの経験を通して3つのアピールポイントいがあります。1つ目はxxで、2つ目はyyで、3つ目はzzです。」
3:大学で学びたいこと
「私はこれまでの経験を活かしながら、貴学においてxxやyyを学ぶことで、将来の志実現へ繋げていきたいです。」
4:自己PRの締め
「以上が私の自己PRです。ありがとうございました。」
尚、試験管に印象付けるため、冒頭や締めに力強い言葉を残す作戦もあります。是非、参考にしてみてください。
自己PRの質をあげるために必要な練習法

「録画→修正→録画」の流れで完成度を高めよう
ある程度、自己PRの原型と流れが完成したあとは、ひらすら練習を積みましょう。
また原稿を作成する場合には、1分間に喋る適切な字数は約400字だということも覚えておいてください。
練習でできないことは本番でも大抵できません。
どの様な状況下でもスラスラ話せる様に、自己PRの内容を暗記することはもちろんのこと、自分の姿を録画し、客観的に自身のスピーチを評価しましょう。
以下は、録画のチェックポイントの一部です。是非参考にしてみてください。
1:身体がゆらゆら揺れていないか
2:目線が泳いでいないか
3:話すスピードは適切か
4:話し方にメリハリはあるか
学校の先生や友人、塾の先生相手に練習を重ねよう
自己PRはただ暗記したものを喋れば良いという訳ではありません。教授に対して「伝える」という意識も重要です。
時には周囲の人に協力してもらい、自身の伝えたいことがしっかり聞き手に伝わっているか、練習をしてみましょう。
学校や合格者の少ない塾では本質的な対策が難しいケースも?

上述の通り、自己PRを考える際にも一定のコツが必要な様に、私大最難関のFIT入試に合格するためには、特別な対策を要します。
しかし、高校の先生や合格者の少ない塾では、近年の傾向や評価ポイントを分析が困難で、重要点を抑えた面接対策が難しいことも事実です。
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