【プロ直伝!】九州大学共創学部の講義・レポート対策を教えます

はじめに

Loohcs(ルークス)志塾Webチームのトムです。
今回は、九州大学共創学部の総合型選抜入試(AO入試)の二次試験で行われる、講義・レポートについて詳しくまとめました。

講義・レポートとは?

みなさんは「講義・レポート」と聞いて、イメージができますか??
「講義・レポートってどんな試験?」
「講義・レポートの対策ってどうしたらいいの?」
という人が多いのではないでしょうか。

講義・レポートというのは簡単に言うと、「大学の教授陣の講義を聞き、それに関する設問に答える試験」です。
二次試験では、実際に共創学部の教授陣が大学で行っている講義が出題されます。

さらに講義・レポート(大学で行う講義)は、高校で行われている授業と違って

・丁寧な板書は少なく、教授の話を聞きもらさないようにしないといけない
・自分で必要な情報をメモする、まとめること

が必要になってきます。
そのため、しっかりと対策をしていないと得点が難しい、という特徴があります。

そこで今回は、九州大学共創学部へ多くの合格者を輩出してきたルークス志塾による「九州大学共創学部 講義・レポートの情報と対策」を紹介します!

講義・レポートはずばり、こんな試験!

概要

まず、九州大学共創学部の講義・レポートについての情報をまとめます。
九州大学共創学部の講義・レポートの試験の流れは以下になります。

1.50分程度の講義を受ける
2.90分で講義内容についてのレポートを作成する

講義は2本受講するので、講義(50分)+レポート作成(90分)の2セットとなります。

講義の内容

試験当日は、文系・理系それぞれの分野の講義が行われます。1講義あたり50分ですが、教授によって時間が多少前後することがあります。

これまで行われてきた講義は以下のようになっています。

2017年 文系:レンティア国家論(湾岸諸国の権威主義体制)
      理系:液状化現象のメカニズム(地震)
2018年 文系:発達心理学から考える教育
      理系:情報フィルタリング(SNS)
2019年 文系:民族の定義(異文化理解・多文化共生)
      理系:液滴化現象(津波予測の正確性)
2020年 文系:(Coming Soon)
      理系:(Coming Soon)

見て分かる通り、高校で皆さんが受けている授業の内容とは少し異なる、専門的なテーマを扱っています。一般の人からすればニッチなテーマと言えるでしょう。

これらは全て講義を行う教授陣の専門であり、実際に共創学部の学生が大学で受けている内容になります。
しかし、その多くはあなたにも身近な社会課題に結びついているため、一見して「理解できるわけ無いじゃん!」と言いたくなりますが、実はそうでもないんです。

講義・レポートを乗り越えるためのポイント

ここからは、講義とレポートのポイントを詳しくまとめていきます。以下のポイントを意識して落ち着いて試験を受ければ、得点をしっかり取ることが出来ます。

講義・レポートに共通するポイント

講義・レポートどちらにも共通して言えるのが、メモ用紙をうまく活用することです。
当日は講義にもレポートにもそれぞれメモ用紙が配布されます。このメモ用紙を有効活用するかしないかで、内容の理解や整理が大きく変わってきます。
オススメのメモのとり方も次にまとめています。

講義の聞き方のポイント

講義は上でも説明したように、教授陣の専門に沿ったレベルの高い内容が扱われます。つまり、これまでに習ったことのない概念や仕組みなどを講義中に理解しなければならないのです。

ここで重要になってくるのは、自分に合ったメモのとり方ができるかどうかです。
ここでは私がオススメするメモのとり方を2つ紹介します。

①図でメモをする

図でのメモが効果的なのは、主に現象が発生する仕組みや物事の関係性など、複雑なことをひと目で理解できるようにしたいときです。

具体例を挙げて説明します。
文字で書くと・・・

近代以前の科学と近代科学の違いについて
近代以前の人々は、あるゆるものに魂が宿って
おり、それは神によって創られた、と考えてい
た。しかし、宗教の力が弱くなった近代では
「自然も自然も全て物体からできており、それ
は機械のように考えられる。つまり、1つ1つ
の部品から成り立っており、それは分解でき、
分解して調べることができれば正体が解明でき
る。」という考えになった。
これは機械論という考え方である。

と長くなり、ポイントも見つけづらくなります。

しかし、これを図で表すと・・・

と一目でわかるようになります。
このように、複雑な構造をもつ概念や現象も、図にすれば分かりやすくなります

②色や形を変えてメモをする

このメモが効果的なのは、講義で紹介された事実などに対して、自分が考えたことや感じたことを書き残したいときです
講義中に感じたことや考えたことは、できるだけメモに書き残すことを強くオススメします。
なぜなら、講義・レポートの評価基準に以下のようなものがあるからです。

主に,
・講義内容をどれだけ理解できるか。
・講義内容の魅力を見出し,より正確に深く知りたいという気持ちをどれだけ持ち得るか。
・講義の内容からさらにどれだけ発展させて考えることができるか。
・説明を理解し,うまく実行できるか。
などを評価します。

令和3年度総合型選抜Ⅰ(共創学部)学生募集要項 より

講義で学んだ内容は自分の考えを持つための素になり、これから発展させて考えることがレポート以降で求められます。

当日は色のついたペンを使用することが出来ます。次の例のように、色で区別したり、吹き出しなどの工夫を入れて自分の意見をメモしておきましょう。

あくまで自分の頭を整理するためのメモですので、自分がわかればそれで問題ありません。自分に合ったメモのとり方を普段から心がけておくといいでしょう。

レポートはこんな問題が多い

レポートの作成時間は約90分となっており、問題数は1講義あたりで平均3−4問です。
レポート作成時には、電子式でない辞書を2冊まで持ち込むことが出来ます

レポートの設問は講義内容によって変わってしまうため、「この問題が出る!」と断定することは出来ません。しかし、ルークス志塾にある過去に出題された問題のデータから、傾向や出題される問題を分類してみました。

英語問題

英語の問題は必ずといっていいほど出題されます。具体的には英文読解問題と英作文問題の2つがあります。
これまでの傾向として、
・英文を読んで、講義で説明された理論を補足する情報を日本語で書き出す読解問題
・講義で紹介された現象や理論を英語で説明する作文問題
などが出題されています。

英文読解は平均500語程度の英文、英作文は200語程度で作文するように指示が出ることが多く、決して簡単なものではありません。
速読や作文に慣れていない人は予想以上に時間を取られてしまう可能性があります。

計算問題

主に理系の講義レポートで出題される問題です。
これまでは「物理の計算が出題されたり、計算から分かることを記述させるような問題」が出題されています。

ただし、計算の公式や考え方は全て講義中に必ず説明されるため、事前の知識力が問われるような問題にはなっていません。その点では公平性が保たれた設問になっています。

自分の考えを書かせる問題

これもよく出題されます。「講義で紹介された理論や現象から考えられる、今後発生しうる社会問題や、今ある課題をどのように解決するか」など自分の考えを書かせる問題が出ます。
また、これは討論や小論文にも関係してくる問いであることが多いです。

この類いの問題に関しては正解があるわけではなく、講義内容を踏まえて論理的に考えることが出来ているかがカギとなります。

レポート対策につながる5つの習慣

レポートの作成で重要になってくるポイントを5つ紹介します。
これらを習慣にしておけば、らくらくレポートが作成できること間違いなしです!

紙の辞書を使い慣れておくこと

共創学部の講義理解の試験では、「電子式でない辞書」2冊を持ち込むことができます。普段は電子辞書で慣れている人ほど紙辞書を引くのに時間がかかってしまいます。少なくとも一週間前から毎日紙辞書に触れ、紙辞書で意味を引くことに慣れておく必要があるでしょう。

英語能力を鍛えておくこと

当日は必ずといっていいほど英語問題が出題されます。速読や英作文の練習はやっておくと必ず本番で活きてきます。

講義で使ったメモを活用すること

講義中にメモを取っておくと、レポートで必ず役に立ちます。

例えば、講義中に出てきた専門用語などをメモしていたとしましょう。その用語をそのままレポートで書いてしまうと、それは誰でも書けるレポートになってしまいます。

一方でメモを駆使して自分なりに言い換えてレポートで書く方が、中身のある、自分だけのレポートにできるため、講義内容を理解していることをアピールすることにも繋がります。

全設問に答えるようにすること

設問には全て答えるようにしましょう。レポート時に考えたことの多くは討論や小論文にそのまま必要となってくる情報になります。

一番致命的なのは空白で提出してしまうことです。一つでも空白があると大幅な減点対象になりますので、これだけは避けましょう。

普段からメモをとる癖をつけること

本番にいきなりメモを取ろうとすると、うまくいきません。高校での授業などで普段から板書をする中で、自分に合ったメモのとり方を確立しておくと、本番も問題なくメモがとれます。

九州大学共創学部対策記事一覧

ルークス志塾ではこんな指導をしています。

今回の記事で紹介したポイントをぜひ参考にして受験に臨んでいただきたいと思います!
しかし、これらを自分の力にするためには、頭に入れるだけでなく実践することが不可欠です。
経験して慣れることで試験本番を緊張せずに臨むことができます。

ルークス志塾では異なる専門分野を複数持った講師がローテーションを組み、一人ひとりに合わせた指導方法を取っています。そのため、共創学部でどのような分野の講義が出ても対応できる対策を行えます。

毎年何回も開催している共創模試は、現役の共創学部生が運営をしており、過去の試験を完全再現しています。また、過去問から分析したルークス志塾オリジナルの問題などを多数用意しているので、より実践的な経験を積む事ができます。

(共創模試の特設ページはこちら)

これだけの対策が行えるのは、ルークス志塾だけだと、自信を持って言えます!!

無料の相談会も行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたにとってこの記事が大学受験に妥協せず挑むためのきっかけとなれば幸いです。

松田斗夢
この記事を書いたひと 松田斗夢

Matsuda Tomu

九州大学共創学部3年。総合型選抜入試によって志望大学に合格した自身の経験から、諦めないで挑戦するための勇気と選択肢を多くの受験生に広めようと活動している。WEBライティングやデザイン、受験指導など様々な表現方法で受験生の選択肢を増やす支援を行っている。

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