「小論文」と「作文」の違いってなに?それぞれで求められる力についても解説します

みなさんは「小論文と作文って何か違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

この記事ではそんな疑問にお答えすべく、小論文・作文それぞれについてポイントと求められる力を解説します!

そもそも小論文とは?

小論文とは、テーマに沿って自らの考えを論理的に書いた文章のことです。論理的で、誰にでも正しく伝わる文章にするためには、小論文特有のルールを守る必要があります。
作文との違いに焦点をあてながら、小論文の特徴やルールを理解していきましょう。

小論文と作文の違いとは?

一番の違いは「自由度」

ポイント小論文作文
テーマなんらかの意見を主張する自由
構成制限あり制限なし
文体制限あり制限なし
使用できる表現制限あり制限なし

小論文と作文における一番の違いは、その「自由度」にあるといえます。

作文では自分の思っていることや感じたことを自由に表現することが可能ですが、小論文では自分の意見について、根拠をもって論じなければいけません。

加えて、小論文には文章を書く上で守らなければいけないいくつかのルールが存在します。
比喩表現を用いたり、その他の文学的表現を用いることもできません。

小論文は、自由に文章で表現できる作文よりも、表現という点ではかなり幅が狭まります。
しかし、色々な制約があるからこそ小論文の方が書きやすいのです。

その点について、それぞれの特徴を解説しながらお伝えしていきます。

▼小論文のルールについてもっと知りたい方はコチラ

「作文」に求められているもの、評価される点とは?

内容のオリジナリティが評価を左右する

作文では、小論文よりも自由に表現をすることが可能です。
また、構成や文体の制限もありません。

そのため、内容のオリジナリティが評価されやすいです。

読書感想文などでも同様です。
単に「面白かった」という意見では不十分です。「自分がその本を読んで、どう感じたのか」ということをより具体的に独創性をもって書かれている内容が評価をされます。

もちろん、文章の読みやすさや表現の秀逸さなども評価対象となりますが、一番評価に影響するのはやはり内容のオリジナリティでしょう。

作文の対策は難しい

オリジナリティを求められる作文では「対策をする」ということが少し難しいです。
内容のオリジナリティは本人のセンスが大きく影響するため、高評価を得るためのパターンや必勝法というものが存在しません。

作文で高評価を得るためには、オリジナリティを生むためにアイディアを蓄積したり、感受性を豊にするために様々な体験をしてみる必要があるでしょう。

「小論文」に求められているもの、評価される点とは?

小論文で大事なのは「論理性」

小論文では、ほとんどすべての場合において意見を記述することが求められます。

その意見を、いかに「論理的に根拠をもって記述できるか」が評価の対象です。
意見の正誤はあまり関係がありません。
世間的には少し突飛な意見でも、その意見に対して十分な根拠があれば小論文では評価されます。

小論文は、作文に比べて対策が「簡単」です

論理性が重視される小論文は、作文よりも評価の基準がはっきりとしているため対策することも簡単になります。

論理的(説得力のある)文章というのは、ある程度書き方が決まっています。
そのため、型通りに書けば誰でも論理性のある文章が書けるようになるのです。

作文よりも細かいルールが多いため、何も対策しないで書き始めると減点されてしまうことも多いでしょう。
しかし、「小論文の書き方におけるルール」と「論理的な文章の書き方」さえマスターしてしまえば、常に高得点を獲得できるようになります。

小論文ではオリジナリティは必要ない?

小論文では「論理性」が評価される、と解説してきました。
「作文で評価されるオリジナリティは必要ないの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと「オリジナリティもあった方が良い」です。

しかし、オリジナリティが評価に占める部分は、作文よりも小論文の方が圧倒的に少ないです。

では、どういったところでオリジナリティが評価されるのでしょうか。
それは「自分の意見に対する根拠」や「自分の意見の問題点に対する解決策」が他の解答にあまりみられない独自性をもっていた時です。

論理的であることは大前提ですが、その部分でオリジナリティを出すことができれば、他の解答よりもプラスアルファの加点が見込めます。

小論文でオリジナリティを出すにはどうすれば良いの?

小論文において、オリジナリティのある解答を書こうと思った場合でも、作文の対策より簡単です。

小論文でオリジナリティを出すためには、他の解答者よりも情報をたくさん持っておくことが重要です。そのため、情報収集を入念に行っておきます。

小論文は、出題内容によってジャンル分けができます。例えば、社会学系・環境系・福祉系・情報系などです。

特に受験などで小論文が必要になる方は、自分が志望する学部の傾向から「どの分野の出題がされやすいのか」を予想しましょう

出題ジャンルが絞れたら、そのジャンルに関するニュースを収集しましょう。また、小論文の頻出テーマを解説している参考書を読んでみることもオススメです。

こうして、出題文から読み取れない情報や他の解答者が持っていない情報をあらかじめ知識として蓄えておくことで、新たな視点が生まれ、オリジナリティを出すことが可能になるのです。

小論文で高得点を狙っている方は、情報収集を行うことを強くオススメします。

最後に/小論文対策なら「ルークス志塾」

小論文と作文の違いを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

小論文は「対策をしておけば必ず周りと差がつく」分野です。
ルークス志塾では、いつでも小論文のプロ講師と小論文対策をすることができます。

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伊東朋香
この記事を書いたひと 伊東朋香

Itoh Tomoka

早稲田大学文化構想学部に2020年度一般入試で入学。ソフトテニス歴13年。大学ではプラクティカルエシックスを学びつつ、個人的に翻訳も勉強中。倫理的に興味があるGoogleのSEOと向き合いながら、翻訳活動のモットーである「完全形の表現」を探求し、データとしても表現としても「受験生に届く」Webコンテンツの作成を目指している。

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