【合格者が徹底解説】総合型選抜入試 とは?

「総合型選抜」って……最近聞くようになったけど、一体どういう入試なの?
大学入試改革が行われ、「総合型選抜」という言葉を最近よく聞くようになりました。
しかし実際のところ詳しい説明を聞く機会もなく、
「総合型選抜ってどんな試験?」
「自分も総合型選抜受けられるの?」
とよく分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事は、そんな疑問や不安を抱えている皆さんに向けて、
総合型選抜とはどんな入試なのか、いつ入試が始まるのか、などの総合型選抜を受験する上での基本情報を知って頂けるように解説していきます!
総合型選抜では、受験生を多角的に評価します
総合型選抜とは、出願書類や面接、小論文などの試験を通して、大学のアドミッション・ポリシーに合った受験生を採用する入試方式です。
従来のAO入試に小論文や共通テストなどを用いた学力検査が加わり、総合型選抜と呼ばれるようになりました。この総合型選抜では、学力や大学の学びへの意欲、個々がいままで培ってきた技能、将来のビジョンなどが評価されます。
総合型選抜とAO入試との違いは「学力評価」
学力も含めた総合力を評価
受験生の皆さんにとって最も大切な変更点は、学力がより重視されるように変化したことです。
従来のAO入試では学力検査が必須ではありませんでした。
一方、大学入試改革で学力の三要素が打ち出されたという背景の下「総合型選抜」では、学力検査が課されるようになります。
大学に三つのポリシーの策定が義務化
もう一つ注目すべき点としては、大学に三つのポリシーの策定が義務付けられました。
【三つのポリシーとは】
「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」「教育課程編成・実施の方針(カ リキュラム・ポリシー)」及び「入学者受入れの方針(アドミッション・ ポリシー)」の三つをさします。
今までも各大学の募集要項にアドミッションポリシーは書かれていたものの、抽象的であり形式的な記述が多くありました。
今回、大学側のポリシーが明確に示されることによって受験生の皆さんには、大学の教育内容をあらかじめ認識し、自分の興味に合わせて大学を選ぶことが可能となります。
また、ただ特別な実績を持っているだけでは通用しなくなり、受験生がその大学でしかできない学びを必要としているかなどが問われるようになります
AO入試との違いについて詳しくはこちら
指定校推薦や一般入試とのは時期も試験も違う
総合型選抜は、学校選抜型入試(指定校推薦)や一般入試と受験スケジュールや評価方法などの点で異なります。自分にあった入試方式を選ぶと良いでしょう。
総合型選抜 | 指定校推薦 | 一般入試 | |
受験時期 | 9月〜12月 | 11月〜12月 | 1月〜3月 |
併願 | △(大学による) | 必要 | 必要ない |
評価方法 | 出願書類+面接+ 小論文などの 学力検査 | 学校内での選抜、面接 | 共通テストや 個別入試などの学力検査 |
高校側からの推薦 | 基本的に必要ない | 必要 | 必要ない |
「本当に受かるの!?」総合型選抜の合格率って実際にどれくらい?
一般入試より倍率の低い学部もあります!
総合型選抜は学力検査のみで測られる試験ではない為、合格の基準が不明確な試験です。
きっと受験生の皆さんも「総合型選抜って本当に受かるの?」と不安になることもあるでしょう。
しかし実際のところは一般入試よりも倍率が低い学部もあります。あなたの志望校も、総合型選抜ならば狙い目かもしれません。ルークス志塾のホームページでは、各大学の倍率や合格者数の最新情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
総合型選抜の合格率についてはこちらから
ルークス志塾生も「多数合格しています」!

ルークス志塾では慶應大学や、上智・GMARCHに多数の合格者を出しています。
適切な対策を取れば、総合型選抜で合格を掴み取ることが十分に可能です。
ルークス志塾内での傾向として、評定が高い人や英語資格を準1級以上所持している人の多くが合格しています。また評定や英語資格を所持していなくても、自分の興味分野を長い間真剣に学んできた人などが有利だと言えます。
また、どんな志塾生が合格しているか気になる方は、ぜひルークス志塾の無料相談にご参加ください。
校舎では合格者の書類を見ることができ、合格者の活動実績や志望理由、資格、評定平均などを知ることができます。
ルークス志塾の合格実績はこちら
誰でも受けられる?受験するための条件をチェック!
多くの大学・学部では出願するための条件が設定されています
総合型選抜(旧AO入試)の中には、評定や英語資格などの条件をクリアしていないと出願できない学校もあります。皆さんも、自分がどの学校に出願できるかを応募要項などで確認してみましょう。
評定が低くても挑戦できる大学・学部も存在します
多くの大学・学部に条件が設定されているとはいえ、出願に評定の条件がない大学・学部も存在します。つまり、評定平均が低くても出願をすることは可能です。
しかし実際のところ、そうした条件のない大学でも、評定平均が4.0以上ある人の方が合格しやすい傾向にあります。
また下記表のように、3.8〜4.0以上の評定がある人は、出願校の幅も広がります。
評定は高ければ高いほど有利にはなるので、まだ評定をあげられる見込みがある人は、学校の勉強に力を入れることも総合型選抜(旧AO入試)で合格を掴み取るための対策であると言えます。
評定条件 | 大学 |
3.8以上 | 立教大学 明治大学 など |
4.0以上 | 上智大学 青山学院大学 ICU 慶應法FIT・B方式 慶應文(4.1) など |
評定条件なし | SFC FIT・A方式 中央大学 立命館大学 国立大学 など |
※学部によって一部例外もあります。詳しくは各大学の応募要項を確認してください。
英語資格はあるに越したことはない
評定と同様に、英語資格はなくても受けられる大学も多いです。しかし2級・準1級以上の英語資格を取得していることは、総合型選抜においてはるかに有利になれる要素となります。
英語資格が重要になる大学として有名なのは、上智大学です。上智大学公募推薦の出願には英語資格の条件があり、基本的に2級または準1級程度の実力が必要となります。英検だけでなくIELTSやTOEFLなど自分に合った英語資格試験を見つけて、計画的に英語資格を取得すると良いでしょう。
活動実績は今から作れる
総合型選抜では、「部長などの代表的な立場を経験していなければいけない。」「なにかしらで表彰されていなければいけない。」ということはありません。
よって、対策を始める時点で実績がなくても大丈夫です。
自分が本当に興味のあることに関して活動実績を作っていきましょう。実際、ルークス志塾生も入塾してから、仲間から刺激を受けて、イベントに参加したり開催したり、専門家に話を聞きに行ったりして、活動実績を積み重ねています。
総合型選抜(旧AO入試)の選考方法
では、具体的に総合型選抜においてどんな試験が課されるのかを見ていきましょう。
一次試験(書類系)
・志望理由書
・活動報告書/任意提出 (例:SFC、立教大学など)
・課題論文
(大学側が設定したテーマに沿って小論文を書き、出願書類として提出する)
二次試験は実践型
・小論文
・講義理解力試験(教授の講義や動画を見てから小論文を解く試験。レポート等が課される大学もある。)
・グループディスカッション(設定された議題を受験生3〜4人のグループで議論し、その議論での様子で評価される試験)
・面接(個人面接、集団面接)
このように、一様に出願書類、二次試験といっても各大学によって課される試験が異なります。
それぞれの試験の対策法も勿論異なるので、早い段階で志望校の応募要項を見て、どんな試験が科されるのかを確認しておきましょう。
総合型選抜の受験の流れを確認!
総合型選抜は一般入試や指定校入試よりも前に行われます。
総合型選抜の受験の流れを大まかに把握し、一般との併願などの受験スケジュールを計画する際に役立てるのがが良いしょう。
募集要項公開・エントリー開始 | 6月〜8月 |
出願開始 | 9月〜 |
二次試験 | 10月〜12月 |
合格発表 | 10月〜12月 |
入学手続 | 12月〜 |
※大学によって異なります。
ルークス志塾は総合型選抜での受験をサポートします
今回は、「総合型選抜って何?」という疑問にお応えすべく、総合型選抜についての基本情報をまとめました。
総合型選抜は大学によって異なる試験方式をとりますので、より深く知るためには各大学の応募要項やホームページを欠かさずチェックするのが良いでしょう。
ルークス志塾では、無料相談会や無料体験授業で、併願など受験戦略の提案や、個々の状態に合わせた対策の提案などを行っています。ぜひ気軽にお問い合わせください。
総合型選抜に興味を持った方は、下記の申込フォームから、無料相談会や、無料体験授業にお申し込みください!