【完全攻略】総合型選抜(旧AO入試)のグループディスカッション対策

はじめに

総合型選抜(旧AO入試)を実施する大学の中には、選考にグループディスカッションを課す大学があります。今回は、はじめてグループディスカッションを行う高校生のために「スムーズな議論の進め方」「担当すべき役回り」「評価ポイント」「今すぐできる対策法」まで幅広くお伝えします。

グループディスカッションとは

グループディスカッションとは、出題されたテーマについてさまざまな視点で論じ、グループの意見を反映させた結論・解決法を時間内に見出すことを目標にしています。大学がこのような選考を課す背景には、

  • コミュニケーション能力
  • 自身の意見を相手に伝える能力
  • 議論をまとめる能力

などを図るために実施していると考えられます。特に、不確実性が高いと言われる現代社会において、チームで協力して最適な解決策を提案できる人材が求められています。

グループディスカッションはチーム戦

グループディスカッションで最も大切なことは、個人プレー(あなただけが目立つこと)ではなく、チーム戦であることです。グループディスカッションはテーマ(議題)をさまざまな視点で論じ、グループの意見を反映させた結論・解決法を見出すことが目標となります。自分の意見にこだわりを持つことも大切ですが、チームの意見を受け入れる姿勢を持ちましょう。

社会問題を背景にしたテーマ

総合型選抜(旧AO入試)のグループディスカッションのテーマになるのは大抵の場合「社会問題」についてです。具体的には、日本の教育制度や最新の化学や医療、地球温暖化についてなどです。社会に潜む課題についての意見や解決策を結論として発表する必要があると認識しておきましょう。

スムーズな議論の進め方

次に、スムーズな議論の進め方についてお伝えします。ルークス志塾では、どんな場合でも応用できる基本型を6つのステップに分けてお伝えしています。 1つずつ理解して全体像を把握し、苦手意識を払拭していきましょう!

① 設問分析から議論の方向性を決める

まず与えられた設問を分析して、グループ全員で議論の方向性と共通認識を統一していきましょう。この段階でメンバー間で誤った理解をしてしまうと、議論にズレが生じてしまい、大幅な時間ロスに繋がってしまいます。

例えば、設問が「少子化を”解決するために”何ができるかを自由に話し合ってください」と「少子化に対して何ができるかを自由に話し合ってください」では議論の範囲が異なります。前者は”少子化を解決するという目標がある”のに対して、後者では”広義に少子化に対する取り組みについて指示している”ため、少子化を受け入れその中で人類がどのように生きていくかなどを話し合うこともできます。

このように設問をしっかり把握し、議論の方向性を決めていきましょう。

② 知識の共有と共通認識を統一

設問に対する前提の知識がなければグループで議論することができません。そこで早い段階で知っている知識を共有し合いましょう。

特に自分に知識がない場合は、グループ内で知識を持っている人から共有してもらいます。知っているふりをして適当に議論を進めることは危険ですし、知識を持ってないからといって萎縮する必要はありません。また共通認識の統一は、勘違いが起こりそうなワードが出る時に必ず行いましょう。

例えば、「強い力を持つ国」というワードが設問に出てきた場合、力を”武力”と捉えるか、”権力””経済力”と捉えるかによって想像する国は異なってきます。このように、グループ内で議論にズレが生じないように、「ここでいう力とは〇〇ということでいいでしょうか」とメンバーに問いかけ、認識を統一しましょう。

③ ファーストオピニオンの共有

知識や共通認識を統一したら、設問に対するそれぞれの見解を共有し、”どこに相違があるかを把握”しておきましょう。自身が純粋に抱くファーストオピニオンを共有した上で、議論の方向性に認識の違いがあった場合は、改めて認識をすり合わせていきましょう。

④ 論点を整理する

意見が出揃った後は意見を比較検討し、何を論点にすべきなのかを整理していきます。それぞれの意見に対するメリット・デメリットを考えることで、意見の理由・根拠がわかりやすくなります。また「自分の意見が伝わっていないな」と感じた場合は具体例や知識を共有し、伝えていきましょう。

このように意見を精査することで、議論の論点を整理することができます。

⑤ 議論を深める

論点が整理できたら、議論を深めていきましょう。グループに意見を合わせていくだけではなく、”あえて反対意見を提案する”ことも大切です。

これは意見を論破するのではなく、反対意見を提示することで議論を深めることが目的です。愚直に反対意見を述べるのではなく「〜のように考えることもできると思うのですが、それに対してはどのように思われますか?」と問いかけることがグループの雰囲気をよくしたまま議論を深めることに有効です。

⑥ 納得解の模索

議論の終盤は、グループ全員が納得する解答を模索していきます。ここで重要なのは”グループ一人一人の考えや主張をバランスよく取り入れる”ことと”社会問題に対してしっかり考えられているか”ということです。この2点を意識しながらグループで納得解を模索していきましょう。

この2点がまとまれば、グループ内での議論の対立は消え、みんなが納得のいく解にたどり着くはずです。また、話し合うことによってこういういい意見が出た、という部分に触れながらまとめると試験官からも印象よく見えます。

以上がグループディスカッションの流れです。これらは基本的な流れですので、応用が効く型として理解しておき、議論の様子や雰囲気を見て柔軟に対応していきましょう!

これだけは抑えたいグループディスカッションの大切なポイント

まずは、あなたの頭の中にある考えを勇気を持って声に出しましょう。自分の考えを伝えないことは、グループディスカッションにおいて一番の過ちです。あなたの意見を否定する人はどこにも存在しません。また、たとえ誰かと意見が被っていても全く問題ありません。

恥ずかしい気持ちを捨て、自分の意見を伝えることであなたはグループにとって必要不可欠な存在になり、存在感をアピールすることができます。これだけでもグループディスカッションの大半はクリアと言ってもいいでしょう。

グループディスカッションの役回り

次に役回りです。グループディスカッションを進めていく上で、役回りは案外あやふやになることが多いです。そのせいで、各人が好き勝手に議論して収集がつかなくなることもしばしば見受けられます。そのため議論を円滑に進めるためにもグループディスカッションでの役回りを理解していきましょう。

リーダー

  • 議論を進行するMC的な役割
  • ファシリテーターとも呼ばれる
  • 議論の全体的な方向性を提示する
  • 議論の目的を再認識させ、議論を深める
  • 多くの人に話を振る

アイデアマン

  • 自由に発想を展開することが得意な人
  • 斬新な視点や複眼的思考によって様々な意見を提示する役割
  • 知識に自信がある人におすすめ
  • 自由にといってもなんでも発言していいわけではない
  • 議論をずらすことなく、論点に沿ったアイデアを出すことが大切

タイムキーパー・まとめ役

  • グループ内で話す段取りの時間配分を決める役割
  • 議論が拡散しがちなディスカッションには重要な役割となっている
  • 時間になったら「次の話題に移りましょう」と声をかけ、時間管理をする
  • タイムキーパーに集中しすぎて、発言をおろそかにしないことが大切

ここで知っておきたいポイントは、リーダーだから、アイデアマンだから、タイムキーパーだからといって評価に違いは生まれないことです。

あなたが議論をまとめて方向づけることが得意ならリーダー役に回ればいいですし、アイデアが次々と浮かんでくるならアイデアマンに回ることが大切です。なぜなら、最初にもお伝えしたようにグループディスカッションはチーム戦で、それぞれの得意なことを活かして議論することが求められるからです。

これは、大学に進学してからも、社会人になってからも同じです。気を張らずに「適材適所」でグループディスカッションに挑みましょう。

今すぐできるグループディスカッションの対策法

普段の会話を意識するだけで対策可能です。グループディスカッションではチームメンバーや試験官にあなたが伝えたいことを伝えるだけではなく、その先で伝えたいことが理解されることが大切です。

なぜなら伝えたいことが理解されなければ、結局あなたが何を伝えたいのか、さらにあなたの存在価値までが不明確になることもあるからです。

そこで普段のさりげない会話を意識することで、スムーズに議論を展開するスキルが身につきます。ここでは「話し手」「聞き手」の立場からそれぞれ意識したいポイントをお伝えします。

話し手

結論、理由、例え、結論の順で話す

あなたの意見に納得感を与えるために効果的な伝え方は「結論▷理由▷例え▷結論」の順で話すことです。

結論を一言目に発することを結論ファーストと呼び、普段の会話から「〜〜な背景があって、〜〜な理由があって、〜〜だと思うから私は〇〇だと考えます。」と伝えるのではなく、「私は〇〇だと考えます。なぜなら〜〜が理由です。」と結論をいちばん最初に伝えることを意識しましょう。

結論を述べた後は、端的に理由、具体例を述べ、最後にもう一度結論を述べましょう。そうすることで納得感をもって理解してもらうことができます。

構造化して話す

構造化して話すことは、あなたの意見をより理解してもらうことに効果的です。例えば、「〇〇だと考える理由は2つあります。一つ目は△△で、二つ目は▲▲です。△△については〜〜で、▲▲については〜〜で・・・」という具合です。あなたの話が相手の頭の中で積み木のように組み立てられていくイメージで話しましょう。

聞き手

リアクションを取りながら、相手の話を最後まで聞く

相手の話を最後まで聞こうと意識してもなかなか難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。グループディスカッションは一方的なものではなく、双方向のコミュニケーションであることを再確認しましょう。

また、あなたが話している最中に聞き手がしっかりとうなずいていると「ちゃんと聞いてくれてるんだな」と思いませんか?話し手が話しやすいと感じる環境を作ることも議論には大切です。

普段の会話から相手の話にリアクションを取りながら最後まで聞くことを意識してみましょう。

相手の意見を否定しない

意見を否定されると相手の発言意欲を削いでしまったり、感情的な会話になったりと、生産的な議論をすることが難しくなります。あなたが異なる意見を持つ場合は、一度相手の意見を肯定した上で、あなたの意見を伝えましょう。

これらの聞き方は、普段の会話から意識していないと、いざという時に癖となってふと現れてしまいます。だからこそ、普段の会話を絶好の対策機会だと思い、グループディスカッションに活かしていきましょう。

グループディスカッションの実践的な対策ができるルークス志塾

ここまで「スムーズな議論の進め方」「担当すべき役回り」「評価ポイント」「今すぐできる対策法」をお伝えしてきました。何がなんだかよくわからなかったグループディスカッションについて少しは理解が深まったと思います。しかしながら、もっと本番に近い実践練習を何回も繰り返して、慣れていくことも大切です。ルークス志塾では、

  • 経験豊富な講師や総合型選抜での進学を志す生徒と一緒に、何回でも実践練習ができる
  • うまくいかなかった点を振り返り、自身の弱点を強化することができる
  • 不安が多い総合型選抜やグループディスカッションのプロにいつでも話しかけることができ、自信へとつながる

以上のように、インプットだけでなく、身につけたスキルをアウトプットして成長することのできる場がルークス志塾です。無料体験や無料相談会も行っているので、みなさんからのお問合せをお持ちしています!

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