小論文の得点がみるみる伸びる!5つのコツをわかりやすく解説

「総合型選抜対策で小論文を書き始めてみたけど、なかなか点数が上がらない……」

そんな悩みを持っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。

本記事ではそんなあなたへ向けて、得点がみるみる伸びる!小論文の5つのコツを解説していきます。

総合型選抜や大学受験で小論文試験が控えている方、
ぜひこのコツをチェックして、小論文の得点アップを目指しましょう!

小論文の「コツ」とは?

一見答えがないように見える小論文の試験ですが、実は「高得点を得るためのコツ」というものが存在します。
大学入試や総合型選抜で課される小論文は、作文や読書感想文と違い「明確な採点の基準」が存在するためです。

小論文の点数は、文章のセンスや表現への才能は関係ありません。
その「採点の基準」で評価されるように小論文を書くことができれば、おのずと点数もアップしていくのです!

そのためのポイントをこれから解説していきます。

小論文の得点が伸びる5つのコツ

【1】設問をしっかり読む

まずは「設問をしっかり読む」ことがコツです。
当たり前のように思われるかもしれませんが、意外とできていなかったりするので、改めて意識しなおしてみてください。

ここで大事なのは「何が問われているのか」を明確にすることです。
出題者の意図と異なる解答をしてしまうと、大幅に減点されてしまいます。このような事態を防ぐためにも、設問は二度、三度読み直すくらいの意識をもちましょう。

例えば、下記のような構成の設問があったとします。

「Aについて、Bをふまえた上でCと比較検討して論じよ」

この場合、AとBを比較してしまったり、AとCの比較はできたもののBについて言及ができていない解答が散見される場合が多いです。
実際にはここまで複雑な構成(3つの要素について触れなければいけない)の小論文はそう多くはありませんが、設問をしっかり読み込まないと解答に必要な要素を見落としてしまうリスクがあることを意識しておきましょう。

また、AとBとCについて聞かれているのにDという新しい要素を論じたり、「私は将来○○といった解決策を推進して解決したい」という自分の志を書いてしまうなど、問われていない余分な要素を書くこともやめましょう。(意外とやりがちです……)

更には「要約せよ」という課題についても同じリスクがあります。
文章全体を要約するのではなく、「○○について言及している部分」について要約せよ、といった具合に、文章の一部について要約を求められる場合もあります。

要約だから全部要約しよう!と考えるのではなく、設問をじっくり読んで「何を解答するべきなのか」を吟味したうえで小論文を書き始めましょう。

【2】結論をしっかり書く

次に「結論をしっかり書く」というコツです。

小論文の評価基準には「自分の主張が述べられているか」というものがあります。

つまり「結論=自分の主張」をしっかり書くということが、得点アップのためには大変重要なのです。

そしてここでポイントになるのが、「結論は、一番最初と最後の2回書く」ということです。

「結論=自分の主張」なので、まずは冒頭で「自分がどの立場をとるか」ということを明確にしておきます。結論といえど、文章の最後に書けば良いというものでもないのです。

冒頭で書いておくことで、読み手は「この小論文は○○について書いていくのだ」ということを容易に理解できますし、その後に続く根拠などの論述も理解しやすくなります。

逆に、結論が先に示されていない小論文はゴールが分からない道をひたすら進んでいくようなものです。ゴールが分からないので、読み手は途中の根拠などの論述も、いったい何について論じているのか分からないまま読み進めることになってしまいます。

小論文は、一番最初にネタバレをしておくことがとても大事なのです。

そして、小論文の最後に、もう一度結論を書きましょう。
締めに結論をもう一度書くことで、小論文の体裁が整い全体の構成が完成します。

【3】根拠は複数・具体的に書く

次に、小論文を書く際の「根拠」についてです。

小論文ではほとんどの場合「自分の主張」を書くことが求められるため、必然的にその主張を支えるための「根拠」も書くことが必要となります。

加えて、評価基準の中に「主張に対する根拠がはっきりしていて、説得力があるか」というものがあります。
主張を書くだけではなく、説得力のある根拠をしっかりと記述するように心がけましょう。

その際に大事なのは

  • 複数書く
  • 客観性を担保する

という2点です。

まず「複数書く」ということに関してです。
根拠は1点だけだと、視野が狭い(ある面からしか物事を捉えられていない)状態になってしまい、説得力としては欠ける結果になってしまいます。
たくさん書く必要はありませんが、最低でも「2点」書くようにしましょう
だいたい「3点」ほど書けると多くもなく少なくもなく丁度よい場合が多いです。

次に「客観性を担保する」ということに関してです。
根拠は「自分の意見」では成り立ちません。
客観的な事実や、第三者の調査結果(特に権威があるもの)などを具体的に記述しましょう。
主観が入ってしまうと根拠としては成り立ちずらくなってしまうので、できるだけ客観性があるものを選ぶことがコツです。

【4】解決策を提示してみる

次に解説するコツは「解決策を提示してみる」ということについてです。

小論文の評価基準には「発想にオリジナリティがあるか」という点が含まれている場合があります。
しかし、自分の主張にオリジナリティを出したり、さらには客観的な事実を述べるべきである根拠の部分でオリジナリティを出すのは意外と難しいです。

自らの知見が豊富にある場合は、特に根拠の部分でオリジナリティ(課題文に書かれていない、読み取れないこと)を出すことも可能です。そのためにも、小論文で論点となりそうな社会問題などは事前に知識を蓄えておくことをおすすめしています。

そうでない場合には「解決策を提示してみる」ということをしてみましょう。
解決策を書くということは、自分のアイディアを書くということなので、他の人と被る可能性がほとんどありません。「オリジナリティ」の部分としてアピールできるのです。

ただ、小論文において「解決策を書く」ということは問題文で求められていない限り必須ではありません。
時間がない場合や、うまくアイディアが思いつかなかった場合は省略しても良い場合があります。

あくまで+αの加点要素として捉えておいてください。

【5】綺麗な字で書く

最後に紹介するコツは「綺麗な字で書く」というものです。
このコツは当たり前のことのように思えるかもしれません。しかし、小論文の試験では不安や焦りから殴り書きになり、汚い字になってしまう人が意外と多いです。

「綺麗な字」といっても、ペン習字のお手本のような字でなくても構いません。
読みやすい字であればOKです。

読みやすく、きれいな字をスピーディーに書けるように練習をしましょう。
小論文の模範解答を書き写すトレーニングなどがおすすめです。

また、当然のことながら誤字・脱字には注意しましょう。
あっているか不安な漢字は使わないようにしたり、他の表現を使うようにしてください。

また、「小論文の文章ルールに違反する」ことも減点対象になるので注意してください。

▼小論文の文章ルールについて確認したい方はコチラ

さいごに

小論文の得点が伸びる5つのコツを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

小論文の採点にはポイントがあるので、そのポイントをおさえて効率的に得点を獲得できるように対策を重ねましょう!

小論文は、対策がしにくい分「対策をしておけば必ず周りと差がつく」分野です。
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伊東朋香
この記事を書いたひと 伊東朋香

Itoh Tomoka

早稲田大学文化構想学部に2020年度一般入試で入学。ソフトテニス歴13年。大学ではプラクティカルエシックスを学びつつ、個人的に翻訳も勉強中。倫理的に興味があるGoogleのSEOと向き合いながら、翻訳活動のモットーである「完全形の表現」を探求し、データとしても表現としても「受験生に届く」Webコンテンツの作成を目指している。

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