【合格書類】代々木キャンパス/慶應大学SFC環境情報学部/AO入試合格(7期 伊東)

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第10回は、AO義塾代々木キャンプから慶應義塾大学環境情報学部のAO入試に浪人から合格したAO義塾7期生・伊東英祐さんの志望理由書です!
記念すべき第10回目ということで、今日の写真はSFCの出願書類、自由記述からです!

 私は、物心つく前から父親に連れられ、夏には磯遊びをし、冬には雪山で雪遊びをするなど自然と触れ合いながら 育ってきた。そして、私が在籍していた獨協中学・高等学校は、従来から環境教育に力を入れており、その一環と して、ビオトープ設置や植樹、屋上緑化などの活動を通じて、日々、自然環境について学ぶ機会を与えてくれた。 都会に生まれ育ちながら、こうして私は環境教育に興味を持ち始めた。

 高校 1 年次、私は環境教育についてもっと知りたいという思いから、獨協高校の選抜制の環境教育留学制度により、 ドイツへ研修留学をした。ドイツでは、1980 年代の工業化による森林の酸性雨の枯死やチェルノブイリ事故等、大 規模な自然破壊が市民の環境意識を強く刺激した。その結果、環境・自然保護連合を始めとする市民団体が立ち上 がった。こうした背景から、ドイツでは国民の環境教育に力を入れ、人間と自然との共存を意識付けるために、環 境教育施設の設立を進めた。対して日本は 60 年代の四大公害を克服し、環境意識は全国的に高まったが、経済成長 の誘惑に飲まれ環境意識は薄れていった。

 私は、世界でも最も進んでいると言われるハノーファーとミュンヘンにある環境教育施設を訪れた。ここでは国内 外に生息している動植物に直に触れ、その生態系について目や耳など五感を使って学ぶことが重視されていた。ミ ュンヘンの街中では、ノウサギやハリネズミが自由に暮らし、街路樹にはリスが枝から枝へ駆け巡り、川や湖には 様々な水鳥たちで溢れている。街中に広がる公園は緑に囲まれ、郊外には自然体験歩道がある。私は人々と自然が 共存するミュンヘンの街の美しさに魅了されるとともに、様々な環境教育システムの整備が進んでいることと、何 よりも、市民の環境教育に対する意識の高さに驚かされた。

 一方、日本の環境教育はどうなのか?私は帰国後すぐにフィールドワークを始めた。その過程で、数多くの NPO 団 体に取材を行い、その活動に参加した。対象とした 10 以上の団体のほとんどは、自然との触れ合いを通じて教育活 動を普及させることを目的としているが、自然のある場所や環境に関心のある人は減少傾向にある。独立行政法人 国立青少年教育振興機構によると、06~12 年までの小学 6 年生の自然体験活動への参加率は、64%から 49%まで減 少したのだ。また、ある小学校で環境教育ボランティアに参加した際、用意された環境教育の教科書を使っていな かったため、その理由を先生に伺ったところ、「教科書は、文字情報、グラフ、写真や絵等、工夫はしているけれ ど、子供たちの実感がわかない。我々教員も文面のみの情報から何を指導すれば良いのか解らないので、結局、軽 く触れて終わりになっているのが実情だ。」という。だからと言ってフィールドワークによる体験型学習は容易には できない。どうしたら、子供達の関心を集め、質の高い効果的な環境教育を提供することができるだろうか。

 ゲームやエンターテインメント分野で先行する仮想現実(VR)技術は、教育においては医学分野で導入が進みつつあ る。VR がもたらす「情報」を無限の「経験」にかえる効果は、環境教育においても「体験型学習」を容易に実現 することが可能であり、前述の環境教育の課題を解決し、効果的に学習を進められるものと期待する。

 過去の悲惨なドイツの街並みから、緑あふれる調和した街々への変遷の経緯を、時空間を超えて歴史や結果を再現 できる VR というデバイスこそこういった事象を追体験するのに適しているのではないだろうか。その為にはただ ゴーグルをつけるだけの VR 技術を用いるだけでなく「まるで本当の自然の中にいるような感覚」を創り出す為、 従来の視覚に併せて触覚や聴覚を組み合わせることが必要となってくるだろう。

 そのような追体験プログラムを設計し、事業化して学校、教育機関や自治体に提供していくことで、継続的な環境 教育が構成できる。一方、障害者への対応や VR がもたらすリスク等、多くの課題も想定される。また、寄付金や 助成金だけに依存しない社会起業という形で運営することが重要だ。実効性のある環境教育システムを構築・運営 するためには、行政、経済、教育、社会コミュニケーションなど極めて多様な知見が必要とされ、且つ、グローバ ルな視点で取り組むことが求められる。それらを学べるのはどこを探しても日本中で SFC しかないのである。

 私は SFC に入学し、自然がどのように人間活動へ良い効果を与えるのか研究するために、一ノ瀬友博教授の元でフ ィールドワークを通じて自然と人とのより良い空間を創造するランドスケープを学びたい。筧康明教授の元では、 自然学習に触覚 VR がどのように応用できるのかを学ぶ。そして、子供の脳に与える影響、本物の自然とバーチャルな自然とのズレの原因を、神経科学を使って青山敦教授の元で学びたい。加えて、鈴木寛教授の元で実際に小中 学校での実践を交えながら何度も改良を重ね発展させていきたい。

 SFC には、私の実現したい未来の為にこれ以上ない教育環境がそろっていると確信している。私は、大学 4 年間を SFC で学び、新たな環境教育システムを普及させる社会起業家になることをここに誓う。

以上

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