【合格書類】代々木キャンパス/慶應大学SFC総合政策学部/総合型選抜(AO入試)合格(4期 中島)

nakajima

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第23回は、Loohcs志塾代々木キャンプから慶應義塾大学総合政策学部(SFC)総合型選抜(AO入試)に合格したLoohcs志塾4期生・中島菜々子さん(十文字高等学校)の志望理由書です!

 「雪すかし行こう」と大学生が我が家のインターホンを鳴らす。「雪すかし」とは「雪かき」の事である。私は地域の大事な雪かきボランティアのメンバーの一人として誇りを持って暮らしていたのだ。小学校 4 年生から中学校 3 年生までの 6 年間、石川県金沢市で過ごした日々は今も忘れられ ない。父の仕事の都合で私はこれまで鳥取、神奈川、熊本、石川の四つの地域を渡り歩いてきた。そんな中で最も印象に残っているのはやはり金沢の経験だ。

 私が 6 年間を過ごした金沢は豪雪地帯であり、冬になると雪かきが必要な地域である。熊本から引っ越してきた最初の冬に驚いたのは、雪かきの時間になると沢山の大学生がスコップをもって現れた事だ。金沢市は金沢大学の 学生と提携し平成 18 年度より新規施策として「学生雪かきボランティア(雪ボラ)」協定を施行した。大学生は同じ地域の除雪を 4 年間継続して行う。「雪ボラ」の協定は金沢市の地域的な特性により実施されたものだ。単なる除雪の支援だけでなく学生の若い力を地域へ導入し活気を蘇らせる「学生との交流による地域コミュニティの活性化」 地域が学生を育てる「学生の社会参加の促進」にもつながっている。私の町内では雪かきの後に、地域のお婆ちゃん達が作ってくれた郷土料理「治部煮」などを毎回一緒に食べ楽しい時間を過ごした。また、町会行事や学園祭に互いに招待し合うなど年間を通じての交流に発展した。

 しかしそんな金沢に危機が迫っている。都市化やモータリゼーションの進展により人口が郊外へ拡散する一方、 中心市街地における人口減少、高齢化が顕著となってきたのだ。私がかつて住んでいた町内は、古いお寺や和菓子の老舗が並ぶ魅力的な金沢の中心地区であったが、後継者不足で閉店する店も多くなってきた。65 歳以上の人口が 23%を超える超高齢社会の日本。どうしても上記の「雪ボラ」のような大学生と高齢者との交流だけでは限界が来ているように私は感じる。

 その中で私が注目しているのは「地域の中学生・高校生」への働きかけをもっと行っていくことだ。地域交流の中に「地域の中学生・高校生」がもっと入っていけばより大きな活力が生まれると考える。小学生の間は「子供会」と言う存在がどの町内にもあり受動的であるが、町内の行事に参加する機会があった。だが中学校、高校と進学するごとに「会」は無くなり地域との関わりが希薄となる。実際に、私が「雪すかし」の活動に参加したのも小学生の間だけだった。中学生になると「忙しい」「部活があるから」と参加の回数が減り、中学 3 年生になると「受験」を 理由に全く参加しなくなってしまった。

 私はそんな「地域の中学校、高校の世代」が、もっと地域に関われる取り組みを増やしていく構想を SFC で探究 していきたい。大学生と地域の若者そして高齢者、縦のつながりの強化がこれからの地域を担う人材の育成につながると考える。例えば、大学生が中学校・高校に訪問して授業を行ったりすることは出来ないだろうか。授業内容は、地域より依頼のあった課題についての講義の実施、地域調査、地域活動への実際の参加などである。また部活動を通しての交流なども考えられる。大学の「知力」、大学生の「行動力」は地域にとって大きな原動力であり、中学生・高校生にとっては自分の地域について考え、具体的に参加するきっかけの場として大きな存在である。

 具体的に SFC で「まちづくり」の学びを中心に研究を深めていきたい。私は未来構想キャンプ WS04 に参加して実際に地域の方々に直接話を伺って実態調査を行い、地域の方々の声を政策に取り入れる体験をした。地域のニーズ に沿った政策を考える事はとても刺激的な学びでワクワクさせられた。私はそんな体験をさせて頂いた飯盛義徳教授の研究会に所属し、若い力を地域に活かし大学生と地域の若者そして高齢者の「縦のつながり」を強化し、地域住民が一体となったまちづくりを行うために何が必要かを学びたい。また、この研究会では、私が 6 年間過ごした 石川県金沢市でフィールドワークを行う。自身が体験してきた、地域のつながりを、もう一度肌で感じ学べることに運命を感じた。さらに地域活性化の手段としてスポーツを活かしたい。私は 12 年間サッカーを続け、いくつかの転校先でも、地域に開かれたスポーツ少年団でサッカーを続け、その都度サッカーのおかげで新しい地域に馴染むことが出来た。人と人を結びつけるスポーツの力を身を以て体感してきた。だからこそ村林教授のスポーツビジネスを受講し、スポーツを通じて地域を活性化していく手法を独自に研究していきたい。加えて、私は鈴木寛教授の講演会に参加したことがあり、コミュニティスクールの構想を伺った。このコミュニティスクールも大いに金沢の地域活性化のために役立つ可能性を感じている。

 私はこれまでインターハイや全日本女子サッカー選手権大会に計 3 回出場しながらも、勉学の両立にも励んできた。貴塾入学後は女子ソッカー部に所属し、インカレ優勝を必ずや勝ち取りたい。そして卒業後は、体育会で培った体力と、学び舎で培った知力を持って、金沢での地域活性化への取り組みを他の地域へも広げて行きたいと構想している。このように、高い次元でスポーツにも研究にも全力で取り組める SFC での学びを私は心から望んでいる。

以上

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