【合格書類】代々木キャンパス/立教大学社会学部社会学科/自由選抜入試合格(9期 三澤)

haruta

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第25回は、Loohcs志塾代々木キャンプから立教大学社会学部社会学科の自由選抜入試に合格したLoohcs志塾9期生・三澤陽太さん(和光高等学校)の志望理由書です!

 物事を「良い・悪い」の二極端で考えることが「あたりまえ」に存在している現代社会を、「音楽」や民衆が生み出す「ムーブメント」を切り口に考えていきたい。立教大学の創始者であるチャニング・ムーア・ウィリアムズ主教は、見せかけや名声のための善行を嫌い、生涯、人間をあらゆる束縛から解放し、自由に真理を求めることができる場へ導こうとした。私も彼のように、両極端な社会が生み出す「不公性さ」を正し、誰しもが自由に社会参加・自己実現できる社会を目指したい。そのためには、立教大学社会学部社会学科の理論と実践ができる学びの環境を通して、現代社会を自分なりに紐解いていきたいのだ。

 このように構想するようになったのは、私が人生の大半を音楽と共に歩んできたことが原点にある。4歳の頃に、音楽教室で作曲を行なった。最初は迷いながらも言葉を並べ、音を乗せた。一つの曲が完成した時私は、未知の領域を開拓したかのような達成感とともに、何にも代えがたい喜びを抱いた。その後ロックに出会い、その力強い主張に惹かれ、バンド活動を始めた。そのバンド活動を通し幾度もライブを行った。ROJACKというバンドコンテストでは、516組中から39組のみ選ばれる、「ライブ先行進出アーティスト」に選ばれた経験もある。また、活動の中でCDの販売なども行なった。これらの音楽活動を通して、多くの人間に喜びを与えられたと実感が湧いた時、喜んでくれる人を増やしたいと思うようになった。そう考えた際に、人々に希望や勇気を与える表現を、社会に広がるような形で創造することができれば、実現可能だと感じた。それは、時代に語りかけるような表現であるほど、人々に波及して、社会に対しての気づきを与えると考えるからだ。

 実際に、ファレルウィリアムスの「Happy」という曲は、「暗い時代だからこそHappyに」と世界中にメッセージを与え、世界中の人間がこの曲に合わせて踊るというムーブメントを、ネット上にもたらした。これは、情勢が不安定なイランやガザ地区の若者にも広がり、先行きの見えない世界に希望をもたらす様なムーブメントとなった。この様に澱んだ現代にこそ、言葉や音楽の表現で人々に勇気を与えることで、世界中に平和をもたらし得る「社会的ムーブメント」を創り出すことができると、私は感じた。同時に音楽が持つ「表現」や、それがもたらすムーブメントが時に人を傷つけ、人々に偏った考えを浸透させる恐れがあることにも気づかされた。

 社会的ムーブメントにはポピュリズムや安保闘争のように、「行き過ぎた」大衆扇動をしてしまう可能性がある。しかし、「より良い社会を実現したい」という根幹的理念自体は、LGBT運動などの社会運動と変わりはない。だが、改めて考えた時に、なぜ受け入れられるムーブメントと受け入れられないムーブメントが生まれるのか。それは、現代社会において善悪二元思考で解決ができる問題は存在しないにも関わらず、善悪で問題を片付けてしまうことが「あたりまえ」になってしまったからではないだろうか。それはメディアにおいても言えることである。なぜなら、他でもない私達が、社会は善悪を「あたりまえ」に決定してくれる作用があると考え、この社会に疑問を持つことのなく、まさに「大衆社会化」しつつあるからであると私は考える。確かに、メディアが偏った報道を行なっていることも異常であり、積極的に学ぶべき問題ではあるが、それ以上にこの現代社会を形成してきた、私たち一人一人に「不公正さ」を生み出した原因があり、これを社会的背景、世論とイデオロギー、政治と法制度といった側面から理解しなくてはならない。そして、この社会を構成する「公共性や政策」の改善に向けて、「調査」に基づいたデータ分析を用いて、「不公正さ」に対する世論を定量化する必要がある。

 このような抽象的な問題意識を、「机上の空論」として捉えず、明確にしてくれる環境が貴学部にはある。具体的には、音楽や文学といった表現作品だけではなく、SNSや動画サイトの利用者のほか、マンガ読者やテレビドラマの視聴者といった領域にまで、その調査の領域を広げて、情報化した「現代」世論をきめ細かく調査したい。そして、社会ムーブメントそのものについても「大衆社会論」を前提に、その理念や参加している人間層などを調査して捉えてゆくことで、社会的運動が社会や人々の感情・思考にどのような影響をもたらすのかを考えたい。また、貴学部には、「音楽社会学」や「アートの社会学」等の専門的な講義が多く展開されており、他大学ではない領域からの考察も可能だ。何よりも音楽や表現は、観念形態を超えて人々を繋げ、社会を変えうる力となる可能性を秘めている。その可能性の深さを、学問的に考えられる場は、やはり外でもない貴学であると考える。こうした貴学での学びは、「現代社会」に希望を与え人々に勇気を駆り立てたいと望む、私の「音楽家」としての志に、近づけてくれるかけがいのない学びとなると、考える。以上の理由から、私は貴学を強く志望する。

以上

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