【合格書類】代々木キャンパス/慶應大学SFC総合政策学部/総合型選抜(AO入試)合格(9期 白浜)

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第7回は、Loohcs志塾代々木キャンプから慶應義塾大学総合政策学部の総合型選抜(AO入試)に合格したLoohcs志塾9期生・白浜愛唯さんの志望理由書です!

 海外にルーツを持つ私は、在日外国人として 16 年間を地方で過ごした。差別の被害者として家族一同辛い思い をすることも多かったが、それでも地方を盛り上げるための活動に尽力し、たくさんの成果を残してきた。そして そんな私は周囲の大人たちから学んだことをもとに「在日外国人が共生することによる、新しい地域活性化」とい うプロジェクトを構想するにまで至った。そして、この構想の実現には SFC での学びが不可欠であり、それを通じ て私の夢である地方の「働く・暮らす魅力」を今よりももっと高めることができると確信している。それが私の SFC 総合政策学部を志望する理由だ。

 まず、ストレートにお伝えしたいのが、在日外国人は県内で基本的に忌み嫌われているということだ。私もこの 血筋を理由に、小学生の頃はよくいじめを受けた。母の場合は、留学で日本に来て、高度な日本語を使う大学の講 義についていくことはおろか、日常生活の会話もままならなかったためか、多数の嫌がらせを受けたという。こう した差別は『言語不足の再生産』という現象を生みだす。多くの在日外国人は、安定した職を得るために母国から 山梨県に移住しているが、多くが低賃金の非正規雇用として働いている。工場の単純作業だけでは日本語を使用す る機会はなく、言語能力も向上しないので、他の職に移ることも難しい。さらに言えば、こうした両親に日本で育 てられた子供たちは、日本語だけでなく母国語もままならないままに育ち「ダブルリミテッド」を抱えることも少 なくない。そのため、母は進学・言語支援ボランティアや日本語講師を務めるようになり、同じような境遇で苦し む在日外国人を助けてきた。そして、私もそんな母と一緒に、日本語支援のボランティアを 14 歳の時から務めた。

 私には周囲に対する怒りにも近い感情がずっとあったが、ボランティアをする中でやがてそれを話のわかる大人 たちと行動をする方に向けるようになった。とりわけ力を入れたのが「○○プロジェクト」だ。地方を盛 り上げようと頑張る若者を取材し、潜在的な魅力として地元の人々に発信した。この活動は、トップ 10 のプロジェクトに選ばれ、唯一の高校生団体として全国大会に出場した。そ んな活動の中で、地域の衰退という問題が予想以上に深刻であることに気づかされた私は、「留学生と地域の子供た ちの交流の場」や「学生と地域の高齢者の交流の場」も作り始めた。順調に異なる人々同士が交流する中で、問題 解決につながる可能性を感じさせられた。というのも、そもそも地方は「在日外国人のるつぼ」であり、①観光 業の発展②地域産業発展③単純外国人労働者の増加によって、地方圏の中でも特に地方は外国人が増えやすい構 造が存在していた。そんな人たちが、地元の高齢者の方と交流し、打ち解けあっていく光景は、未来の地方のあ るべき姿を連想させるものだったのだ。

 だからこそ私は、在日外国人コミュニティと地域住民が一体となって「人種を超えた協動」を生み出す土壌作り にチャレンジしたい。そのためのステップとして、まずは在日外国人同士が助け合うプラットフォームを作るのだ。 在日外国人は言語教育や進学、就労、居住場所など「具体的な問題」を多数抱えている。問題が具体的であるがゆ えに、最初に解決に取り組む上ではやりやすいと感じた。SFC に進学できたら、飯盛教授らの地域活性化に強い研 究会に所属して、そのようなプロジェクトを立ち上げたい。さらに、SFC には杉原教授らをはじめとする言語教育 に強い方や、多文化共生プロジェクトに取り組んできた方が先生としていらっしゃる。それらの授業から自由に自 分のプロジェクトにつながる学びを得られる環境は私にとって大変理想的だ。また、問題解決のノウハウを集約す るには、インターネット上にサービスを作ることも必要かもしれない。創立期から IT サービスの研究をずっと行っ てきた SFC は、そんな構想を進める上でも魅力的である。

 そして、そんな在日外国人コミュニティを作ることに成功したら、私がこれまで行ってきたように、コミュニテ ィが取り組む活動を、外国人関連だけではなく、地域活性化につながる活動にまで広げていきたい。在日外国人と 地域住民がお互いの違いに憎悪を向けるのではなく、一つ一つの障壁に向かって手を取り合うことを目指すのだ。 これまでは「外国人と日本人」という境界線が引かれてしまっていたが、それを地方が抱える課題解決に協力し合 うことで仲間意識を育み、同じ「地域住民の一人」という考え方に変革していきたい。そうすれば、在日 外国人や難民・移民を取り巻く法的な問題にも挑戦できるかもしれない。外国人が政治に関わっていくことは、こ の国ではタブーとされているが、コミュニティから始めることで、横浜中華街のような共生の形を目指せるのでは ないかと考えている。そのために、SFC では政治学に関する学びもしっかり得ていきたい。労働法や日本の行政機 構・政策イノベーションなども積極的に学びたい。また、SFC には宗教や文化に関する授業も多く開講されており、 それによる対立を乗り越える方法についてもヒントが得られると期待している。ぜひ私に、SFC での学びを通じて、 人種を超えた協働により、地方の諸問題を解決することに挑戦させてほしい。

以上

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